どうして君は友だちがいないのか (14歳の世渡り術)
「中高生の時に読みたかったなあ」
と言うのが感想。
今読んでもなるほどと思うけど特に必要な本ではない。
僕はいじめられてるわけでもなかったけど、思春期特有の
「友人との価値観、距離感の掴み方」つまりしょうもないことで
死ぬほど何年も悩んでいた。
10代は、カンタンに相手を傷つけてみる。それなのにカンタンに
また愛情を持って接する。当然相手は混乱する。互いが互いにこんなことを
繰り返す時期だったんだと思う。
だから、ちょっと変わった子やマジメな子、ちゃんとしてる子ほど振り回されたり疲れたりしやすいと思う。
そして人間関係で悩んでない人は必要ないし、
学校の先生や親の助言で十分な人には必要ない本である。
でもそれらが助けになっていない問題を抱えた人には
「なるほど」の1冊になるはず。
具体的には「倫理や法律を無視したハチャメチャで、でも弁護士らしく
論理的に書かれた本」である。
びっくりするのは「いじめには加担しろ」と言うことだ。当然学校で習うこと
とは違う。でも重要なのは、そこで「相手を恨まない」と言うこと、
また「何らかの強い集団に入れ」と言うことだ。
彼は東京出身で、母子家庭で、小中学校を「大阪の部落地域で過ごす」と言う
かなり過酷な環境を過ごしてきた。
彼なりの究極的な、最強のサバイバル方法と言えるだろう。
個人的には学校で習うことと、社会で必要なことの乖離が進んでしまってる。
そこで多くの若者が社会への適応障害を起こしてる気がする。
彼のような本や存在は、その2点の間の橋渡しとして存在してるのではないかと
思う。
ちなみに彼は大阪府民、関西の財界のキーマン、マスコミ関係者に
異常に人気がある。
舌禍が多く、嫌われ者にもかかわらず、だ。
「自分らしく生きる」ことと「周囲に尊敬、信頼される」ことの
難解な両立と言う面で考えても参考になるだろう。
Golden Best ~15th Anniversary~ (通常盤)
坂井泉水さんの突然の訃報に大変驚き、
ここ数日間は新聞やテレビから目を背けたい気持ちでいっぱいでした。
でも、アルバム「TODAY IS ANOTHER DAY」 のリリース前インタビューで
彼女が音のない静かなところで作詞すると答えていたので
何となくあの場所に佇んでいる姿が想像できました。
このベスト版にはZARDとして歩んだ彼女の16年分の
キラキラした部分がいっぱい詰まっています。
私達には目に見えませんが、曲作りに妥協しなかった彼女はスタッフとともに
1曲1曲何度もパターンを変えては取り直しをしたそうです。
だから、今となっては全てが宝物のように思えます。
個人的には、最初で最後のコンサートツアーの時には病気で行く事ができなくて残念です。
たった今生かされている自分に
これから何ができるのか考える時間を与えてくださり
勇気付けてくれた永遠の憧れ人、坂井さんに改めて感謝します。
30年の人生を16年間も彩ってくださってありがとう…
名探偵コナン テーマ曲集 ~THE BEST OF DETECTIVE CONAN~
「コナン」の主題歌は本当に良いのが多いと
つくづく思います。
「コナン」を知らない人にも、
オススメする事が出来ます。
良いですよ本当に☆
そうか、もう君はいないのか
夫婦愛に感動致しました。偶然のいたずらのような出会いから、奥様が亡くなられるまで、城山三郎さんにとって奥様がいかに大切な存在であったのかが伝わってきました。しかしながらこの本で最も素晴らしかったのは娘さんが書かれた最終章です。奥様への想いを抑え気味にするようすすめたのはこの娘さんであったことや、奥様との最期の別れの様子、城山三郎さんの晩年についてなど、ご自身では書けなかったエピソードを娘さんの視点から補完されたことで、ご夫婦の愛の軌跡が立体的に描きあげられ、思わず涙してしまいました。私にも結婚して十数年になる妻がおりますが、城山三郎さんご夫婦のように添い遂げられる夫婦でありたい、と改めて思いました。
君のいない楽園 14 (マーガレットコミックス)
「君のいない楽園」には、いつも『心』を感じます。 人と人の間には、『距離』と距離を越える『心』が存在する。 色んな形で、心(想いとも言えるかな?)を感じさせられ、読んだ後に幸福感だけでないものが残ります。でもそれもまた、快感と言いますか、問いをもらった気になります。 今回は、『心の“強さ"』がテーマかな? 八神君も十萌も、自分の不甲斐なさを感じながらも前に進みます。 乗り越える…ではなく、前に進むという方があっているような。 壁なんて、実は自分が勝手に作ってるのかも知れないと思いました。 十萌ちゃんが本当に人間的に素晴らしく(家庭的ではないですが・笑)恋愛だけじゃなくて、彼女の成長も楽しみです。 あー、早く続きが読みたい!! 佐野先生!待ってますよ!!