カルナヴァル・ソ・アノ・キ・ヴェン
ラテン・ビッグバンドの見事な演奏です。ホーンが好きなかたは気に入るでしょう。ヴォーカルも固定されず、曲ごとに男女が入り乱れて、多彩なのです。しかし、繰り返し聴いていると、楽器が多いぶん、音圧を感じさせて、かなり早く飽きてしまいました。
エンハンスドのライヴ映像は、バンドの視覚的な面を伝えてくれています。
クリップル・クロウ
雑誌で興味を持ち購入しました。全然聴いた事がなかったのですが、ジャケットを気に入り記事の内容を信じて正解でした。
ボーカルは歌い方がマークボランっぽいので嫌いな人は気になるかもしれないけど、ボランマニアの自分にとっては問題なし…っていうこれが好き!!
特に気に入ったのは3曲目の「Heard Somebody Say」。国内盤だけど歌詞カードは無かったので、ネットで調べて歌ってます。
What Will We Be
ザ・ビーズのポール・バトラーを相棒に作り上げた、平均気温27度の南半球ポップ絵巻。以前から近似値とされてきたカエターノ・ヴェローゾ的楽曲と美しい天気雨のようなアトモスフィアが聴く者を深く包み込む。ポール・マッカートニーの初期作品にも似た温かな音像もパーフェクト。フワリと訪れる非現実。鼻にはよく熟れたオレンジのような香りを錯覚。この幽玄さ、美しさは、天才を超えた天才の偉業。