広重の三都めぐり―京絵図大全・大坂細見図・御江戸大絵図で歩く 京・大坂・江戸・近江 (古地図ライブラリー)
叙情の風景画家「広重」が描いた京都、大阪、江戸、近江の名所が現代の観光情報ともに構成されています。広重の生きた江戸時代と現代を対比しながら、広重も訪ねたかもしれない昔の面影を残す観光スポットや現在の様子が描かれています。この本を携えてかの地を旅すれば情緒満点、三都の旅が数倍楽しくなります。
浦和レッズイヤーDVD2005
2005年浦和レッズを約3時間にわたってたっぷり収録。
レッズサポーターなら迷わず購入することをお薦めする。
リーグ戦、ナビスコカップ、天皇杯はもちろん、
HSV、バルサ、マンUとの親善試合も短いが収録されているのは嬉しいところだ。
リーグ2位、天皇杯優勝と充実したシーズンという印象があるが、
意外にも 序盤は最下位も経験する1勝3分3敗という成績から始まる。
年月が経過して結果を忘れていると、なかなかハラハラしながら楽しめます。
難をあげるとすれば、
スポーツニュースを保存している熱心なサポーターに配慮してか
独自の、ピッチ上からカメラの映像を多用している点。
わかりずらく、どちらかと言えば「逆効果」に感じる。
また、
得点、シュートシーン、失点、被シュートシーンを中心に編集されているので
ゴールの多い闘莉王、堀之内、酒井はよく出てくるが、
鈴木啓太、内館、坪井といったゴールの少ない守備の選手がほとんど出てこない。
目の肥えたレッズサポーターが購入するわけだから、
効果的なパスカットや ボールに触らなくても守備に貢献しているシーンなどを
もう少し踏み込んだ編集を期待するのは酷でしょうか…。
ハプスブルク三都物語 - ウィーン、プラハ、ブダペスト (中公新書)
本書は、ハプスブルク帝国の中核として成長し、文化の香りかぐわしいウィーン、プラハ、ブタペストの三都を歴史、文化(建築、音楽)、味覚(カフェ、ワイン)を切り口にして概観する。第一章が三都の形成史、第二章が三都の建築史上の重要建造物をとりあげる(ウィーン:バロックから分離派へ、百塔の都プラハ:アール・ヌーヴォー、レヒネル・エデンとブタペスト世紀末建築)。第三章は現在の中に含まれた過去:音楽とカフェを楽しむ、として専らウィーンに焦点を合わせ、大音楽家の足跡、著者滞在時の演奏会事情、そしてカフェとワインおよび代表的ウィーン料理等を紹介する。異なる民族の都として各々独自性をもちながら、ハプスブルク帝国の都市同士が影響し合い、歴史と文化が重層的に重なって三都それぞれが人を惹きつける個性を持つに至ったことはよくわかった。旅に誘う本である。
ただ、この本は私のようなハプスブルク帝国の歴史程度の予備知識しかない者には読みづらい。巻末に地図、口絵にカラー写真、そして本文中にも要所にモノクロ写真が挿入されているが、地図にものっていない、写真もない場所や建造物を頭で想像するのは辛い。また、知らない言葉が何回か使われた後に詳しく説明される(例:ユーゲントシュティール、ホイリゲ)。索引があればと思う。旅行ガイドとあわせて読むのが良いかもしれない。
古都 三都物語/花と寺 奈良・京都・鎌倉 [DVD]
「京都」「奈良」「鎌倉」。古都三都と言われてますが、どの都もそれぞれ独自の風情があって素敵ですよね。
「京都」の華やかさ、「奈良」の素朴さ、「鎌倉」の質実剛健さ。
それぞれの都の神社仏閣の個性を際立たせているが、四季折々の花たちかもしれません。
このDVDを観ていると、何度も足を運んだ都でも未だ自分の知らない一面を、発見させられます。
そして次回は「この時期に、あの都へ行こう」と、ガイド替わりにもなるガイドにもなるから、とても便利です。