シン・レッド・ライン オリジナル・サウンドトラック
映画同様、切れ目無く、静かに心にしみてくる音。昔のサイレント映画に後から曲をつけたような、そんな詩情あふれる映画楽曲。
作り上げたのは「グラディエイター」などでもサントラを担当するハリウッドきっての売れっ子、ハンス・ジマー。大作むけの激しいはっきりしたメロディーを作る人というイメージだったが、この作品では爆発しそうな心情を抑えて抑えて、同じ音のフレーズを多用して非常に叙情的な音空間に仕立てた。
また、エンド・ロールの音楽アレンジ担当にクラウス=バデルト(「リベリオン」、「パイレーツ・オブ・カリビアン」などこちらも売れっ子サントラ・メーカー)の名も見えたので、脇を固めるコンポーザーも素晴らしいようだ。
シン・レッド・ライン〈dts版〉 [DVD]
戦争は以前は美化されることが多く、現在ではよりリアリティを追求するために残酷なものとして描かれることが多いように思う。しかし、この作品はそのどちらでもない。美しい自然と対比させて、いかに人間が卑小な存在であるか、いかに戦争という行為が無意味なものであるかを淡々と描写している。いわゆる「アメリカ万歳」的な映画にウンザリしていた頃にこの作品と出会ったので、衝撃的だった。日本兵も出てきて私たち日本人にはとっつきやすい作品だと思うので、ぜひ見てほしい。
KOKUYO レーザーポインタ IC-GREEN for PC サシ-81N(ペンタイプ, 緑色光, パワーポイント操作機能)
以前にも赤色のものを使っていたため、特に違和感なく利用できた。いや、むしろ、同じ方法で利用できるので、これを選んだと言った方が正確かも知れない。
国内では、この手のポインターを事前に備えており、セミナー等で利用できる環境を提供する業者は極めて少ないし、また、セミナー等の講師もポインターを利用することも非常に少ない。
海外では、国際会議・セミナー等で、ポインターを利用していない人がプレゼンを行うことは、最近は殆どみない。
これを利用することにより、流れを止めることなく、プレゼンが可能である。 国内では多くの人が、画面を切り替えるために、パソコンの所に行ってキー操作を行っている。そのような形になれば、プレゼン内容が切れてしまうことが理解されていない、あるいは、プレゼンの重要性を理解していないのであろう。
海外では、基調講演を行うVIPクラスの人たちでも、ポインターを利用してプレゼンを行っているが、日本では、「はい、次」なんて言っている人たちをみると、まじめにプレゼンを行う気があるのかと聞いてみたい気がする。
このポインターとUSBメモリーだけで、会議やセミナーでプレゼンができることは、非常にうれしい。
ただ、価格が高すぎる感じがある。 もう少し安くなると、企業だけでなく、個人も購入するのではないだろうか?
高いから売れない、大量に販売することが難しいから、高価になるのではないだろうか?
シン・レッド・ライン〈下〉 (角川文庫)
映画「シン・レッド・ライン」、みなさん見ましたか? あの年には「プライベート・ライアン」も公開されて、どっちかというとアレのほうが有名ですけど、こっちもいいですよ。
で、映画の原作の本書ですが。これ、最高です。 1942年当時のアメリカの若者が何を考えてたか、よーっくわかります。われわれのおじいちゃんたちと闘った彼らが、何を感じていたか、何を見たか、びっしり詳しく書いてあります。 もちろんノンフィクションじゃないのですが、ノンフィクションでは表現できないことが小説という形式でうまく表わされています。
あの戦争がどんなものだったのか。そのとき何が起きていたのか、知りたい人にはぜひ読んでもらいたい作品です。ぼくはとっても満足しました。 同じ著者は名画「地上より永遠に」の原作になった小説も書いています。これ、いつか刊行してくれないですかね。読みたいです。