新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論
これは不思議な本だよ。
ネットに力がなかった時代、新聞・テレビ・雑誌に
完全に無視される中あれだけ売れたわけだから。
さすがに40万部越えてからは、耐え切れなくなって
朝日新聞が社説で2度取り上げるなど、バッシング
し始めたわけだけど。
読んでみて面白かったけど、売れるとは思わなかった。
当時としてはそれくらい過激に思えた。
おしん 完全版 試練編 東京・佐賀 [DVD]
関東大震災前後の日本が良く描かれている。
近代化に驀進する東京。
保守的農村佐賀。
様々な価値観の葛藤。
田中おしんは強く健気に苦難を乗り越え成長する。
人間の芯をつくる本気の子育て
本書の内容、言っていることは悪くないのですが・・・格闘技をされている方の指導理論ですから・・・かなり泥臭い部分があるように思います。否定しませんし、正しいこともたくさんあるのですが・・・私の肌には合わないです。
おしん 完全版 少女編 [DVD]
人間というのは過去から学んで生きるのが苦手な生き物だ。
もう既に同じ過ち何度もを繰り返しているというのにまだ気付かない。
過去を直視してそういう時代があったからこその現代が成り立っているという実感が無い方が多い現在、このドラマの語るメッセージはたとえ何十年何百年かかろうと不滅です。老いた人が死の間際に思い起こす古い古い過去の記憶。それを辿る事で物語は終始進んでゆく。
そして一番見応えのある部分がこの少女編。何故なら年少時代の経験を糧に人は生きる方向性が決まってしまう生き物だから。耐えて耐えて這い上がって成功する人。努力が報われず潰れる人。何も考えずに刹那に生きる人、過酷過ぎる現実に絶望して自殺する人、人の世の無常を感じます…。…おしんは初者でした!が貴方はどうですか?
私が一番忘れられない場面、それは俊作がおしんに戦争と争いの本質を説くシーン。何度観ても泣けますね。戦争ばっかりしたがる某国政府の人達は見せると彼らは何と思うだろうか…。