YOUNG GUITAR (ヤング・ギター) 2010年 07月号 [雑誌]
デビュー以来、国内外からの教則ビデオ出演のオファーを「自分はあくまでも表現者であり、先生ではない。教則ビデオ類には一切出ない」と頑なに拒み続けてきた国内最高峰のHR/HMギタリストである高崎晃が、遂に本誌付録のDVDでエクササイズフレーズをこれでもかと披露しています。これはとてつもない快挙です。エクササイズフレーズはラウドネスの新譜のキーとなるリフが主ですが、高崎晃が世界的ギタリストにのぼつめたのは、超絶テクニカルなギターソロだけが支持されていたのではなく、希代のリフメイカーとしての才能が世界に評価されていた事が分かる内容です。高崎晃はもはや超絶ソロ(と言っても、ファンはご存知の通り彼の超絶テクニカルソロは完璧な表現力を伴っており凡百の「テクニカル系ギタリスト」達のソレとは次元が違っている訳ですが。)云々で語られるべきレベルを超越しています。
エクササイズフレーズは基本的に難易度は抑えられていますが、格好良さは折り紙付きです。
初心者でも高崎晃の真髄を満喫出来る、教則DVD第一弾として完璧な内容です。
尚、リフがメインと書きましたが高崎晃の代名詞であるタッピングフレーズもちゃんと収録されています。
これもシンブルなものが主体ですが、表現手段としてのタッピングのポイントを初心者でも身につけられる奥の深い内容です。高崎晃の良心が感じられます。
これをきっかけに高崎晃に興味を持たれた方は、ラウドネスのテクニカル路線最高峰のアルバム「Soldier of Fortune」を聴きましょう。このアルバムを気に入ったイングヴェイ・マルムスティーンが、当時のボーカリストであったマイク・ヴェセーラを自らのバンドに後に加入させ名盤「セブンス・サイン」をリリースしています。
あの作品でのイングヴェイの鬼気迫るプレイは、明らかに「Soldier of Fortune」での高崎晃のスーパープレイに触発されています。
長々と書きましたが、とにかくオススメです!
私は三冊購入しました。
Total Control
大ヒットアルバム「THE FINAL COUNTDOWN」に参加しながら、アルバム発表直後にEUROPEを脱退したジョン・ノーラム(G)。
このアルバムはその後'87年にリリースされた1stソロ・アルバムだ。
初期EUROPEを思わせる北欧的なHRとノーラムが強く影響されたTHIN LIZZY的なHRの二本柱からなる作品で、
そのいずれもが高品質なのがポイント。
特に前者は多くのファンが彼に望んでいるものだろう。
この中では"Eternal Flame"が透明感と叙情性を兼ね備えた美しいメロディが感動を呼ぶ名曲。
北欧のHRを好んで聴くファンだったら絶対に触れておかなければいけないナンバーだ。
ノーラムのギター・プレイが優れたVoソングの中で堪能できる好盤。
ライヴ・イン・ストックホルム [DVD]
この作品をどれだけ待ったことか・・・
昔(10年以上前)MTVにて同DVDにもある“ROCK THE NIGHT”のプロモーションVTRと版のライブ映像のVTRを2本立て続けに見る機会があった。
当時、ヨーロッパは既にシングルとして大爆発ヒットとなったタイトル曲“THE FINAL COUNTDAWN”がイメージとして定着していたバンドであり、ライブ映像を見た事で“あ~このバンドはロックバンドだったんだ~”と当時の私は思ったものでした。
※当時の私は1st・2ndアルバムを聞いた事がありませんでした。
それ以降、私は何とかして“ROCK THE NIGHT”以外のライブ映像を見たく思い、当時のMTV映像の左隅下にある曲目と一緒に記載された“レーザーディズク”“THE FINAL CUNTDOWN TOUR 1986”を探し続けました。
今ではレーザーディスクもビデオもDVDへと移り変わり、10年経った今でも探し出す事は出来ませんでした。
今回、たまたま某“THE WORLD'S HEAVIEST HEAVY METAL MAGAZINE雑誌を何年かぶりに購入した所、このDVDが市販化されるとの事で即購入を決意しました。
遅ればせながら内容は・・・
同バンドがプロモーション ビデオクリップ バンドではなく、ライブ バンドである事が分かるでしょう。
それは“ロック・ザ・ナイト/ザ・ビデオ・コレクション”でのパフォーマンスが同DVDのライブ映像のパフォーマンスとは格段の違いがある事でも分かります。
昔の同バンドのファンも昔の同バンドのファンも楽しんで映像が見る事が出来ます。
ただし、辛口コメントを入れるとするなら、DVDタイトルが示す通り、昔の曲が入っていない!2曲のみ旧作。
曲数が少ない!イン・ザ・フューチャー・トゥ・カム/セブン・ドアーズ・ホテルなどの名曲中の名曲が入っていない!のがとても残念に思われる。