スケキヨ
賛否両論あるだろうが、私にとっては、このアルバムは紛れもなく随一の神的名盤である。
『アオヌマシズマ』とセットではなく、これ一枚だけで最高の完成度を得ている。
また、大槻ケンヂという個性が表現として最も輝いているのは、本作であると言っても過言ではない(かもしれない)。
様々な葛藤や憤りは総て、最期の『GURU』へと収束する。
そしてそこに、究極の慈愛、卑屈、そして悲壮感とがひしめき合う言葉と音の渦が生まれ、聴衆を深い思考の淵へと飲み込んでゆく。
私はこのアルバムを聴くと未だに自分の在り方について悩まされてしまう。
異形への愛とその根源に覚えのある人には、是非ともこの強力なアジテーションを感じて欲しい。
ムカエマの世界 (ちくま文庫)
ムカエマとは、思わずムカムカしてしまう絵馬といった意味だが、一見して放っておけない、奇抜で、何より笑ってしまう絵馬のことである。
そんな絵馬を全国の神社に探索し、写真と漫画で紹介した一冊(雑誌の連載をまとめたもの)。
絵馬を書いた人たちの必死な思いが、異様なエネルギーを伴って、直截な、ときにシュールな表現とり、それが激しく笑いを誘う。
そのエネルギーにも負けないみうら氏の解説(?)漫画。
終始笑いを倍加させてくれるクォリティーの高さです。
大槻ケンヂ オーケン・ベスト THE BEST OF KENJI OHTSUKI
大槻ケンヂを、筋肉少女帯のヴォーカリストとしてしか
知らない人には、氏の他の活動をざっと知ることの出来る、
ちょっとしたベスト盤といえるでしょう。作家、エッセイスト
としての大槻ケンヂから入った人にもお薦めできますが、
これで全部ではないので、気に入ったらいろいろ他のアルバムも
聴いてみて欲しいです。
クイック・ジャパン 93
Sound Horizon特集があったので内容を簡単に書きます。
陛下のインタビューが6P
マーティ・フリードマン、彩乃かなみ、下川みくに、yokoyan、AKB48渡辺麻友のインタビューがそれぞれ1P
国王生誕祭休日スペシャル2010のレポート
1st StoryCD Chronicle〜7th StoryCD Marchenの概要、陛下のコメント、簡単なストーリー紹介
白樺リゾートファンクラブイベント参加ルポ
StoryCDのガイドが意外と詳細でした。同人時代のCDにもちゃんと触れています。(Chronicleは1200枚作ったとか)
イドイド(通常版)ジャケ絵がページ一枚分で美しく印刷されていたのが地味に良かったです。紙質も中々だし
TENGA論 Amazon.co.jp限定パッケージ TENGAグッズ付
使用していませんが、TENGA2個が付いているのでお得感があります。
本は興味本位で読む分には良いかと思います。
ビートたけし氏のコメントは真面目で、ちょっと期待はずれだったかも。