夏の庭―The Friends (新潮文庫)
私も、おばけってふわふわして軽いものだと思ってました。
重かったら…確かにもっと怖い気がする。
「もうすぐ死にそう」と言われているおじいさんの死を見ようと、観察する三人の少年。
でも観察しているうちに、おじいさんがどんどん元気になっちゃいます。
最初、家とコンビニの往復しかしていなかったおじいさん。
三人の少年と関わっていくうちに、八百屋や魚屋にも行くようになって
ついには少年たちをひきつれて電車にのって遠出もします。
この行動範囲の広がりとともに、おじいさんの人とのつながりも、少しずつ増えていきます。
人ってひとりでは生きていけないんだなって、思いました。
当たり前のことかもしれないけど、なかなか改めて実感することって
ないような気がします。
そして最後の最後、
山下くんの「夜中にトイレに行くのが怖くなくなった理由」にしてやられました。
私の気持ちを見事に「ぼく」が代弁してくれていますので引用します。
「チクショウ、山下、おまえってやつはどうしてそうなんだよ!」
まさにそんな感じです。
少年アシベ ネパール大冒険の巻
久しぶりにこのゲームをやってみました。そしたらたったの2時間でクリアできちゃいました(笑)。ですがセーブ機能もついてて、長時間プレイにならないような工夫もされています、要はほど良い時間でキャラクターを見て楽しむゲームだという事ですね。小さなお子さんには楽しめると思います。山林の迷路には多少苦戦するかも?
ROCK AND ROLL HERO
シリアスな歌詞と、シリアスなバンド・サウンドが充満しているアルバムだ。01年リリースした「波乗りジョニー」や「白い恋人達」とは気配も方法論もまったく異なる。02年、桑田佳祐が世に問うのは、生々しい音と言葉だ。
BUMP OF CHICKENやCUNE、初恋の嵐といった若いバンド群の台頭と、ミスチルやスピッツ、THE BOOMなどの自覚的なバンド群が、力強い活動を続けていた。一方で、ソロを名乗りながら徹底してバンド・サウンドにこだわる奥田民生と、井上陽水がいる。今作での桑田佳祐は、充実したバンド・シーンの中でも飛び抜けて成熟した姿を見せ、ため息が出るほどいなせなバンドマンぶりを発揮している。サウンドは基本的にギター、ドラムス、ベース、キーボードの4リズム。グルーヴの太さは特筆モノだ。歌詞のあちこちに散りばめられた、アメリカやイギリスのバンドたちの名曲のタイトルに呼応するように、ブルースからロックに発展した60〜70年代の粗野で艶っぽい音は非常に魅力的。生のバンド・セッションで作りながら、半年に及ぶレコーディングになったのは、サウンドの後処理とソングライティングにかけた時間なのだろうか。どの曲も音が素晴らしい。同時に、バンド文化を支える大きな柱である歌詞も、痛烈でセクシーだ。日本とアメリカの文化の関係を鋭く描いた2は、よくぞコカ・コーラがCMに起用したと驚いたものだが、ロー・ブロー連発の言葉で広く深く今の日本を描いた手腕は見事。階級化が始まるこの国のヒーローは桑田佳祐だと断言する。
金田一少年の事件簿 悲報島 新たなる惨劇 PlayStation the Best
アニメーションを取り入れて選択を取り入れながら、実際に3Dのマップを歩いて証拠を掴んでいかなくてはいけません。金田一少年の事件簿のファンなのであれば楽しめると思います。