The Love of a King
英国女王エリザベス2世の叔父に当たる
元英国王エドワード8世(退位後はウィンザー公)と
その妻(公爵夫人=シンプソン女史)の恋物語。
国王ならば全ては思いのままの筈。
当然、好いた女性と添い遂げることも何ら問題
はずのだが・・・女史には夫がいた。
その夫も別れることに同意したが、英国
国教会はそれを認めず。
故に王の願いも叶わぬかと思われたが・・・
彼は王位を捨てて恋を取った。
「(王である前に)私も一人の男なのだ」
「彼女こそ私の全て」
「自分の心に従う」
……と彼は言う。
王位を返上しても貴族なのは変わりない。
だからこそ(お金や社会的立場等を考えずに)
実行できた「愛」かもしれない。
しかし生半可な「想い」でここまで思い切った
事が出来るか?
彼女以外のものを失う(今回の場合は王位と彼の
家族がメインだ)覚悟はあるのか?
恵まれた人だからこそ出来たことかも知れない。
でも、そこには確かに「真実の愛」があったのです。
人を想う力に乾杯!
加えて本文中には直ぐに使えるフレーズ満載。
"I must follow my heart."
"There's nothing that I can do."
"You were a good friend to me."
"My heart is with Wallis and I can't live
without the woman I love."
"She is everything to me."
読んで美味しい、学んで美味しい、ということで
星5つです。