らき☆すた in 武道館 ~あなたのためだから~ [DVD]
ライブに行った人はもちろん私のようにライブに行けなかった人にとって発売を心待ちにしてたに違いない・・それだけ期待を裏切らない内容になってます。ほぼオールキャストが集合したイベント本編をほぼ全編収録し、さらにメイキング映像に封入特典もつけてこの価格はお買い得と言って間違いないでしょう。同じような内容のアニメ系ライブDVDがお高めなのに対して、ここまでコストパフォーマンスしてくれたメーカーさんに感謝したいと思います。らき☆すたファンのコレクションアイテムになりうる一品にふさわしい、発売が楽しみです。
アニソンマガジンVol.1 (洋泉社MOOK)
かつてはアニソンことアニメソング、アニメの主題歌というのは「名は体を表す」で、いかにもアニメという内容の曲調、歌詞だった。
ところがいつの間にかアニメという枠を外しても違和感無く聴く事の出来る曲が多くなっていった。古くは「めぞん一刻」や「シティハンター」あたりがそのハシリだったと言えるかもしれない。そしてTWO−MIXや林原めぐみなどアニメの声優という枠を飛び出したアーティストが大手を振って歩くまでに成長した。例えばオリコンのヒットチャートに声優の名やアニメの主題歌が登場するという事はそれ以前は稀だった。だがこの頃からそれが不動のものとなっていった。そこには「新世紀エヴァンゲリオン」などのヒット作の存在もあったと忘れてはならない。
あれから十数年、今度はKOTOKOらによるI’veといったアーティスト集団や、yozucaやcoorieといった新しいアーティスト、それから水樹奈々やAice5といった声優からアーティストへの転身組など、色々な生い立ちの人達で溢れているのが現状だ。
そんな中、これまでは一般的に日陰の存在にすぎなかったアニソンを出版という面で日なたに出してやろうというこの雑誌の存在はもっと評価されてしかるべきだろう。今号では水樹奈々やI’veの今まで知られていなかった特集をしているのに興味が持てた。
しかし広告は少なめとはいえ、1.000円という値段はやや高いと思う。この内容では700〜800円くらいが精一杯かと思う。
でもアニメが存在する以上、これからもアニソンというものは続いてゆくであろうから、どうせならこの雑誌も休刊する事無く末永く続けていって欲しいものだ。
らき☆すた Re-Mix002~『ラキスタノキワミ、アッー』【してやんよ】~
CDのタイトル、企画などで毛嫌いされてる方には、とりあえず一度聞いてもらいたいと思います。
個人的にはらき☆すたはそんなに好きではありませんが、JAMの新曲ということで一度試聴してみました。
通して聴いてみたところ、他の収録曲もとても気に入ったので即購入しました。
このボリュームで1200円は安い!!と思いました。
発売前は正直不安に思っていましたが、JAMの新たな一面(?)が垣間見られたようでうれしいです。
楽しそうに歌っているのが伝わってくるように感じます。
またこういったチャレンジをしてくれることを期待しています!
TVアニメ「らき☆すた」OP主題歌 もってけ!セーラーふく
話題性、革新性、電波性、特殊な意味での魅力がいっぱいつまった素敵なアニソンです。
アニメの主題歌は元々物語の主題を表現する手段だったり、特定のキャラクターの心情を歌詞に反映させ間接的にアニメの魅力を訴える装置であったはずです。ガンダムの主題歌はガンダムの事を歌ってるし、残酷な天使のテーゼはエヴァの世界観を伝える一助になっています。最近話題になったやや電波よりなハルヒのED曲でさえハルヒ自身の超前向きな性格を表していました。
ですが「もってけ!セーラーふく」はらきすたに登場するキャラクターの心情を歌ったり物語の内容を具体的に提示したりは殆どしてません。それどころか微妙に聞き取れる内容は「ラッピングが制服」や「曖昧3cm」など、意味はあるけど文章同士の繋がりは乱れていて日本語として成立しているか怪しい構造で、一回聴いただけではまず内容が掴めません。
にも関らずこの曲が多くの人に支持されている事実はらきすたがヒットしてる理由に深く関係してると思われます。らきすたは萌えだけで内容のないアニメだとよく言われます。ですが動かす場面を絞った上での安定した作画や、日常のあるあるネタ、パロディネタなどに定評のある作品でもあります。これららきすたの定評は、深く考えなくても楽しめる点で娯楽作品として秀逸だという結論をもってきます。そしてその評価は主題歌自身にも当てはまります。内容を深く考えなくても、やけにハイテンションなテンポや彼女らの元気でかわいい学校生活をなんとなく示唆させるぶつ切りの歌詞達に耳を任せていれば一定の快楽が延々と享受できる、まさにらきすたそのもの。
つまり「もってけ!セーラーふく」は一見すると歌詞が理解できなくアニメ本体と内容の繋がってない完成度の低い曲なのですが、過去のアニソンとは異なる道筋で本作品と共に一貫した姿勢を持っている特異かつ優れた作品だと言えるのではないでしょうか。