クワイエット・ナイツ
クラールのCDはどれも楽しんできましたが、今回のCDは私のテイストではちょっといただけない感がありました。まずは彼女のささやくような歌い方がこれまでと違うのにとまどいました。歌い方そのものは悪くないと思いますが、それがブラジリアンと合っているのかはやや疑問。それから、バンドの演奏がきちんと聞こえないのが残念。アコースティックギターとパーカッションの音をもっとしっかり聞きたいです。
マジック・ジョンソン・プレゼンツ:「マジック・ファンダメンタルズ Vol.1」基礎編 [DVD]
出演者はNBAのスター選手ですが、内容はしっかりと基礎。
マジック・ジョンソンが総合コーチで、メロ、ハミルトン、スタウドマイヤーなどを交え、実演しながらポイントを解説してくれます。
ミニコーンを使ったドリブル練習、シュート時のフットワーク練習、ジャバーのフックシュート練習などが特に面白かったですね。関心しまくり。
それと、マジックしゃべりまくりでした〜(^^ゞ
地中海殺人事件 [VHS]
先にデヴィッド・スーシェがポアロを演じたテレビ映画バージョンを観たせいか、「あれ?ここが違う・・・」という違和感をいろんな所に感じました。まず、あのアリーナを「悪魔」と呼ぶレーン牧師がいなかったこと。何やら不穏な予感を感じさせると共に、タイトルの由来でもある重要なキーワードを知らせる役目だと思うので、がっかりしました。また、周囲の人間はアリーナを白い眼で見ていた感じでしたが、どうも殺すほどの憎しみを抱いている人はいないように思いました。
『ナイル殺人事件』でポアロを演じたピーター・ユスティノフをはじめ、ジェーン・バーキン、マギー・スミスなど、豪華なキャストが出演しています。映画では(おそらく)オリジナルキャラである伝記作家レックスを演じているのは、『わが谷は緑なりき』で名子役だったロディ・マクドウォール。あの茶目っ気たっぷりな大きい瞳が年をとってもそのままです。また、この映画ではポアロの貴重な水着ショットも拝めます!スペインのマヨルカ島で撮影した、舞台となる避暑地も美しく撮られています。
オール・ザット・アイ・アム
私は、普段洋楽をほとんど聞かない人間でしたが、今回縁があってこのCDを聞く事になりましたが、自分の音楽に対する価値感を大きく方向転換せざるを得ない事態になるくらい、衝撃的な内容でした。
もちろん、サンタナの名前だけなら知っていましたが、このギターの音色は私が聴いてきた音楽からは想定することができないレベルでした。電子楽器に過ぎないギターが、なぜここまで表情を変えることができるのか?まるで生きているかのような暖かさと豊かさを持っている。それだけで感動でした。
また、収録されている音楽もジャンルが豊富で、一度CDを再生したらあっという間に全曲終わってしまうくらい、中身は濃厚。サンタナのギターに劣らない実力と個性を持った曲・アーティストが集まってます。
もちろん、サンタナを古くから知るファンの人は当然購入していると思いますが、むしろ、洋楽やサンタナをほとんど知らない私のような世代にこそ、洋楽とは、そして匠の技とはなんたるかをこのCDを通して知るべきですね。
ライヴ・イン・パリ
タイトル通りパリでのライブを収録したアルバム。1曲目から自然なスイングと躍動感のある即興部を聞かせてくれる。ライブならではのリズム感と熱気を感じさせつつも、ゆったりリラックスしながら聞けるのが素晴らしい。きっとDiana Krall自身もリラックスしながら歌っているんでしょう(歌いながら笑っていたり、曲と曲の間に話す様子もリラックス感が漂っています)。彼女のハスキーな歌声にピアノとギターが絡まる構成には感銘をうけた。ギターの味わいが特によい。ヴォーカルもいいしバックの楽器もいいし、すばらしいのひとこと。