太陽がイッパイいっぱい (文春文庫)
軽快でユーモラスな青春小説であった。
卒業を間際にし、人生の岐路を迎えながら、社会に出る意義を見出せないでいる
主人公の大学生イズミの視点から、肉体労務者との人間関係や、定食屋の娘との恋愛などの
彼の青春を描いている。
いわゆる”ガテン系”の関西人の若者たちの物語であるため、ドぎつい下ネタのようなものもしばしば登場するが、よっぽど嫌悪感をもつ人でなければ、楽しんで読み進めることができるだろう。
破天荒なエンターテインメントの要素を持ちながら、根底には「大人になるとはどういうことか」「社会に出るとはになにか」という青春小説の普遍的なテーマがあった。
太陽がいっぱい [DVD]
何回見ても、あのラストシーンは、息が苦しくなります。
ルネ・クレマンとアラン・ドロンそしてニーノ・ロータによって永遠の輝きを与えられた映画だと思います。
アラン・ドロンがもうこれ以上はない、というはまり役です。
格好よくて、ニヒルで、孤独で・・・・。
男も女も誰もが、アラン・ドロンに憧れました。
映画の一場面、一場面を食い入るように見ました。
あのニーノ・ロータの名曲とサスペンス。
誰が見てもおもしろく、胸が詰まると思います。
砂に消えた涙
60年代とはガール・ポップの最盛期だったわけですが、このミーナは、イタリアのシンガーで、日本でもジリオラ・チンクエッティと並ぶ人気者です。この時代は、本当に実力が伴ったアイドルというか、歌が上手い人が多いのですが、彼女もカンツォーネをルーツに持つ大変上手い歌手で、いかにもイタリア人らしい力強い歌が聴けます。タイトル曲の「砂に消えた涙」は日本では、シングルで日本語版もありヒットした曲、また「月影のナポリ」は無名だった森山加代子がカバーしてスターに押し上げた曲です。全20曲、さまざまなタイプの曲を歌っていますが、しっかりとしたイタリアポップが好きな人にはバッチリだと思います。逆にドリーミーなソフトロック的なものを望んでいる方には、パワフルすぎるかもしれません。
あと、歌詞と対訳があるのはいいのですが、できれば詳細な解説も欲しかったです。
リプリー [DVD]
もちろん彼のジェイソンボーンも大・好きですが、やはり彼の最高傑作はこれだと思います。
とにかく登場人物達全ての「目」が雄弁です。
内気さと自己顕示欲の混じった最初の頃のリプリーの目は
自分の行く先の暗闇を直視して、罪深さと悲しみをたたえるようになる。
婚約者とのきままな日々を楽しむ、無邪気で若いグウィネスのまなざしも
リプリーへの疑惑がいつか確信となるにつれて強く尖った目線となる。
周りの誰もまだ気づかない段階で既に、リプリーの嗜好と欲望に気づいたアメリカ人の、
リプリーをからかうような目つき。
リプリーが何か重大な事を隠していると判って包もうとする「彼」の深いやさしい目元。
「闇の中で悪魔と二人きりの地下室」の扉が閉まるラストの見事さ。
それにしてもマットデイモンは何故こんなにヨーロッパが似合うんだろう…
太陽がいっぱい [DVD]
光GENJI時代から好きな人ならもちろん!現在のメンバーを個々に好きな人も楽しめますよ!!彼らの遊んでいるところなんかは、見ているこっちまでが笑顔になっちゃいます☆☆単なる『アイドルの映像作品』を超えた作品ですね♪♪