ALL THE SINGLES
私は本作の他にも「ヒデキ・ゴロー・ジュリー」のシングル盤BOXセットを所持するろくでなしです。黄金時代・70年代の歌謡曲好きとしてはそれら各々に愛着がある訳ですが、とりわけ本作はB面の楽曲まで年代順に網羅されていて圧巻!親会社の体力あればこその企画力に感謝ですね(そのB面は未だに宝の持ち腐れ。スミマセン)。
個人的な聴き所は、もうダントツにディスク1~4のA面曲群。先ず1~2の「純情美少年路線」に着目すると「男の子女の子」「よろしく哀愁」は言うに及ばず、1-3、1-9、1-15、1-23、2-1、2-11、2-17、2-19、2-22といった重要曲が目白押し!特に「裸のビーナス」「悲しきメモリー」「お化けのロック」の軽やかさが大好きです。
ディスク3~4の充実振りには茫然自失!郷さんが少年から青年へと鮮やかに変貌を遂げた「禁猟区」を皮切りに、3-3、3-7、3-11、3-13、3-15、そして大傑作バラード「マイレディー」。さらに4面のA面曲に至っては、その全てが高レベルの完成度で身震いするほど。筒美京平との蜜月時代以上に、網倉一也・都倉俊一作の楽曲との相性の良さが際立ちすぎです。
「タブー」「若さのカタルシス」「未完成」、極めつけの二部作「哀愁ヒーロー」で中期の総決算を果たした後も、節目節目で5-1、5-9、5-15、8-1、8-3の様な重要曲を残していく飽くなき活力。我が国屈指のエンターティナーが歩んだ道程を俯瞰するに、これ以上のツールはありません。全曲の歌詞、LP・シングルジャケット写真を含めたブックレットも含め、大人買いする価値ありの本BOXセット。廃盤にならない内にゲットして下さい!
HOP STEP 稲葉JUMP!
日本ハムファイターズ 稲葉選手の生い立ちから今までのことが書かれている。と言ってしまえばそれまでですが、それぞれの時代に野球があり、その野球のおかげで人との出会いがあったこと。その時、出会った人達から得た様々なアドバイスをもとに、更にプレーヤーとして経験を積み重ねたことなどが、稲葉さんらしい、温かい真面目な言葉で表現されています。全体的に人柄の良さがよく出ていて、それは本の中に出てくる家族関係、特に親子のあり方が稲葉さんの生き方や考え方を作っているのだと思います。
辛かった小学生の時の「いじめ」の経験を、「僕はいじめを克服なんかしていない」と、カッコをつけず正直に書かれていて好感がもてます。むしろ、その時の「いじめ」を冷静に分析していて、とても説得力があります。
良いことばかりでなく、実現しなかったメジャー挑戦の話など、挫折や失敗も包み隠さず載っているので、ただの成功話でないのが逆に良いと思いました。
読み終わると何だか心がホカホカする、そんな本でした。
うさぎのーと 1 (まんがタイムコミックス)
うさぎ先生は中学の生物の先生。
学校内では、校長より偉い教頭がいたり
性別すらも不明の養護教諭がいたり(袋をかぶっている)
IQ180の天才少年がいたり
女生徒にまざって可愛い男の子がいたり。
なんか、のほほんとしてて、いい感じの漫画ですね〜
「感情の整理」が上手い人下手な人―感情コントロールで自分が変わる (WIDE SHINSHO)
いつも不機嫌…さっきまで良かったのに何故今怒ってるのかわからない…扱いにくい…という人と毎日顔を合わせる環境にいます。「そうそう、まさにその通りだわ…」とその人の言動や様子がパパパッと頭に浮かびながら読みました。そして自分が「不機嫌な人」であった過去を思い出し周りに嫌な思いをさせていた事へ反省もしました。今は、不機嫌な時に自覚なく周りに当たり散らす事はしなくなりました。が、自分の感情と向き合うという事は本当には奥深く、このようにすれば必ずよくなる、というものではなく、情報、知識、経験から学んでいくものだと感じます。 私にとってこの本は、なぜ自分は感情のコントロールが下手だったのか、なぜ今は克服出来つつあるのかを再認識出来た本です。 この本は自己分析するための手助けになる。そこからどうやって克服していくか…自分で自身や周りの人を観察し、経験していく事だと思います。
いつも心に太陽を
ラルフ・ネルソン監督の「野のユリ」で史上初めてアフリカ系アメリカ人でオスカーを受賞したシドニー・ポワティエ(姓はフランス系だがニューオーリンズ出身なのか?)が教師に扮した忘れられた佳作。舞台はロンドンだがシドニーはR・ブルックの「暴力教室」では逆に不良少年を演じた。今度は先生。だが暴力は振るわない。ロンドンの不良はアメリカのクソガキみたいな凶暴なタイプはいないがまあ悪いことは悪い。原題は「先生に愛をこめて」当時の(1966年)のアイドル「ルル」も出演。知らないのでどの娘かわからない。日本でもアメリカでも忘れられた佳作。教育に携わる人は見ておいたほうがよい。ポワティエ先生みたいになれるかは別として。日本だと「きんぱち先生」でその差が大きい。教育者の質。日本ではそうでもないがアメリカ、英国は公立学校の教師は安月給で生活が大変だとか。性豪=スティングは小学校の国語の教師。ブライアン・フェリーは高校の美術の教師。給料が安いので芸能界に。SM作家の団鬼六は神奈川県の女子高で英語を教えていた。真面目な先生だったらしいな。あんまり真面目だと反動でSMになるんだよ。不真面目でも困るが。小生、可愛い子ばかりのミッション系女子高で英語を教えるのが夢でした。嘘。