マシニスト [DVD]
傑作スリラー「セッション9」で知られるブラッド・アンダーソン監督によるスリラー。原因不明の不眠症に悩まされ、激ヤセした機械工を主人公にしたストーリー。監督のセンスある演出が素晴らしいのはもちろん、やはり一番の見所は主人公の機械工を演じるクリスチャン・ベイルの激ヤセした姿で、これは衝撃的!この役者根性で、その後の成功は言うまでもない。ただ、どんでん返しをさほど狙わなかったでなのかはわかりませんが、オチが途中でなんとなくわかったりで、ストーリー展開はイマイチだった。飽きることはなかったですが。というか、やはりクリスチャン・ベイルの激ヤセの衝撃が凄すぎて、これに全部持ってかれてる感じも・・・。で、このクリスチャン・ベイルが出演した「ターミネーター4」を観てから、再び本作を観ますと、出演の予兆を感じさせるところがあるなと。まったく私の個人的に感じたことなのですが、ベイルの坊主頭、仕事場が機械工場、サングラスをかけた大男の登場(ちなみに吹き替えの声優さんがシュワちゃんでお馴染みの方)、母親が亡くなっている設定、マイケル・アイアンサイドとの共演、といった具合。ただの偶然と言ってしまえばそれまでですが、気付いて面白かったので書いてみました。
DREAMS~快眠CD~
約170回の睡眠実験を経て「魅力的で想像力をかきたてる曲」「リラックスして、こころを落ち着かせる曲」「心地よい眠りへといざなう曲」に分類して編曲された12の曲……
そんなつもりはないのに、聞いている内にとうとうととしてきて、リラックスしているのが自分でも分かります。
有名な葉加瀬太郎さんの「エトピリカ」から幻想ボーカルの志方あきこさんによる名曲「AVE MARIA」まで。
多彩な音楽に心から癒されます。
いつもの部屋にいるというのに、靄のかかった森の中を歩いているような、ゆっくりと日のさす海底へと沈んでいくような、どこか遠い異国の地に迷い込んでしまったかのような……不思議な心地がしました。
眠れるCDとして売り出されているようですが、そんな効果は抜きにしても素晴らしいオムニバスCDです。
個人的に気になったのは、葉葉さんの「心象プール」でした。プールの中を煌めきながら上っていく水の泡が、ふわりと弾けて中の空気が広がっていくような、不思議な心地の歌い方をされる方です。本当に楽器の音かなにかのように、歌詞が日本語であることに気付かないほど魅惑的な声をしていらっしゃいます。
買って損はないCD、オススメです。
不眠症 オリジナル版 ~インソムニア~ [DVD]
エリーク・ショルビャルグ氏の監督デビュー作。しょっぱなから、キカッと光るラストシーンまで、全体を通して走る緊迫感とキレの鋭さが、いかにも処女作品にのみ見られるあの独特のみずみずしさと生々しさに満ちていて見応えがある。
アメリカではハリウッドのリメイクをジョークか嘘ものと評する人が圧倒的だと聞きましたが、私はそちらを見ていないので何とも言えない(それで投稿するのもなんだが・・・)。
見てない理由は、(芸術品作成の目的でない)便乗売り上げ目当てだけのハリウッドのリメイクものは見る時間なしと決めているので・・・。でも名だたる俳優を並べているので演技力を比較するのは面白いかもしれない。
この映画で、ステランはお気に入りの俳優になった。とてもいい。実にいい。
フローズン・タイム [DVD]
真夜中に眠れない経験は誰にでもあるだろう…そんな時に寝静まる街や道路を歩く、少しだけの想像力をトッピングするとたちまち白夜を散策しているような、時間のない世界へトリップ出来る…一人でラブリーな別世界を旅したいなら、迷わずオススメします。白夜なアートが広がるキュートでラブリーなフローズンタイム。
4時間半熟睡法
この本は「熟睡法」である。
従って、短眠目当ての人のみでなく、「毎日しっかり時間をとって寝てるんだけど」スッキリ起きれないなぁ、昼間眠いんだよなぁ…という人にもお勧めです。
本の最初の方で、いきなり「6年後生存率の観点からは、6.5〜7.5時間寝るのが良い」と言っています。また、睡眠により心や体を休めているわけなので、「睡眠時間が6時間を切ると作業能率が低下、3時間を切ると特に視覚関連のミスを引き起こしやすく、重大な結果を招く恐れがある」と言っています。
しかし、時間に追われる現代人としては、少しでも時間がほしく、できることなら睡眠時間をそれに充てたいと思うかもしれません。
そこで、この本は、「睡眠時間を削れる限界を考える」「短くなった分の最短”リカバリ”法を考える」「短くなった睡眠の”質”をよりよいものにする」という発想で書かれています。
よく耳にする「レム睡眠、ノンレム睡眠」「体内時計は25時間」などの話から、どうして眠くなるのか(→どうやったら眠くなるのか)、どう寝ればホルモンの分泌が促進されるのか、などのことが書かれており、『熟睡法』として一読の価値があるかと思います。
とはいえ、初心者向けの入門書という感は拭えないので、これ系の話を勉強したことがあるひとには向かないかもしれません。