ODYSSEY
序曲「明日」がとにかく素晴らしいですね。00年代で突出した名曲でしょう。また平原氏の声の効用を最大値で堪能する美しい作風でした。それは彼女の魅力とされる中低音域が最も映える曲調であり、その音域をレガートで鳴らし続ける中にこの曲の素朴な品格が宿り始めたからです。丁度チェロ伴奏の音色にみる品格と似ています。更に見逃せないのがメゾピアノと彼女の声との相性のよさです。その弱いくらいの表現が、彼女の思慮深さを最も引き出すんですね。ゆっくりと丁寧に歌うことで曲主題の微妙で抽象的な色彩がいい味に滲んでくるのです。メゾピアノの繊細さはこの曲のいのちです。
一方、2曲目以降は様々なPOPSが綴られてゆきます。中でも彼女の初作品8や9はいいバラードでした。他方5に溢れる柔らかな光はさすが妹尾氏のロマンチックな曲。6のアルトサックスは彼女自身だとか。
ただ7「蘇州夜曲」は扁平な声一辺倒なのでこの曲が持つ美しい濃淡のメリハリは出ませんでした。歌声として特に工夫している面も少なく、無数の先達らがカバーする際に見せた呼吸さえも制御する間合いと比べて、やはりカバーワークはまだキャリアとしては早計ですし、しかも相手が格上すぎました。冒頭と最後のハミングも余計かも。なければ中身がただ歌っただけになるからつけたようで、むしろ正面から挑んだこの曲調にするなら、蛇足になるだけで要りませんね。ただ勿論聴き所もあり、それは息まじりな歌声の独特のかすれが自然と霧のように聞こえる点です。雰囲気はここから出ています。
7に関してはカバーなので比較する耳がどうしても働いてしまいますが、後のオリジナル作は楽しく或はじっくりと堪能できます。特に12のインストから13のハイライトへの流れは見せ場でした。作品を省みるとデビュー作の序曲で平原綾香の凄さを見せつけ、彩り豊かな曲があり、ラストは感動で締める、と非常にバラエティに富んだ処女作ですね。13篇の彼女の叙事詩が記されました。
OKUDA TAMIO LIVE SONGS OF THE YEARS/DVD
基本的に古い映像から並んでいるので見ているだけで民生の歴史が分かります!イベントならではの組み合わせでの演奏、曲目、ノリ最高です☆民生のアップが多いので熱唱している顔に注目してください、意外と美肌なのが分かります(笑)ギターさばきも素敵ですよ。十年来の民生のファンですが改めて彼の魅力を再認識できました
地球の歩き方DS 上海
旅好きなので、以前から興味を持っていましたが、
来週上海に行くことになったので買ってみました。
地図も、情報もそこそこ入っていて、分厚い本を
抱えて歩くことから開放されるのが、なにより嬉しいです。
ただ、普通のガイドブックの3倍の価格はいかがなものかと、、、。
更新できるシステムがあればいいですよね。
KABA
15周年記念アルバム。カバ。タイトル通りのカバーアルバム。
ブックレットから拘っており個人的にはツボでした。
選曲もUAらしく、現在HPにスペシャルサイトがあるので照らし合わせながら聴くともっと面白いかもしれない。
ムーン・ダンス
すごく自然で聴きやすいです。
これも癒しの女性ボーカル大推薦盤です。
カエターノ・ヴェローゾからニール・ヤングまですんなり聴かせます。
BGMとしてもすごく良いので、お休み前なんかにいかがでしょう。