君と僕のアシアト〜タイムトラベル春日研究所〜 1 (ジャンプコミックスデラックス)
短編集掲載の方でも良作でしたが、こちら(本作)も良作です。
連載作品になることで、短編ではできなかったこと(登場人物のことや世界観)が色々と描かれていて面白いです。
1巻での内容は、ホスト、兄妹、仲良し3人組、なくしもの、俳優を扱った作品があり、個人的には兄妹の話が特に気に入りました。この話は特に切なくて、後悔しないためにはどうすれば……と考えさせてくれます。
タイムトラベルを扱った作品ですが、市内限定、過去20年以内、タイムパラドックスがない(過去を変えて現代に戻ってきても何も変わっていない)といった特徴があって、それがこの作品に良い効果を与えています。
アマガミ -Various Artists- 4 (マジキューコミックス)
アニメも放映中できっと出るだろうと思っていたアンソロの新作。
メンバーは以下の通り。
カバー…よしづきくみち、加茂、みずのもと
カラーイラスト…SASAYUki、根雪れい、MATSUDA98、駆阪真一
漫画…フエタキシ、鴇田アルミ、歌麿、稍日向、大嶋亮、杏二、久水あるた、真田鈴、犬、岡田コウ、ホムンクルス、大塚子虎、如月群真、たろプン、たけのこ星人、宵野コタロー、神馬耶樹、オトウフ
今回も全体的にいい出来だと思いますが、特に加茂氏のはるか&響のイラストと稍日向氏の七咲漫画、真田鈴氏の響漫画は必見の価値ありでしょう。
特に真田鈴氏の響漫画はそのまま雑誌で連載して単行本化してほしいくらいです。
1巻から3巻までの出来が良かったので4巻に対する我々読者の期待値も高くなってしまい中には微妙に思えてしまう作品もないわけではないですが、逆に1巻から4巻まで平均して高いクオリティを保っていること自体評価したい。
そして5巻の発売も期待してますww
君と僕のアシアト〜タイムトラベル春日研究所〜 2 (ジャンプコミックスデラックス)
作者さんの画力はデビュー当時から秀逸でしたが、ストーリーもこれほどのものを考えることが出来るとは驚きました。
ストーリの深さと画力が見事に融合していますので、説明セリフがなくても心地よく物語の内容を理解して読み進むことが出来ます。
基本的には1話完結方式なのですが、SF要素も織り込まれているので、複雑な伏線の回収がどのように行われるか今後がたのしみです。
さりげなくパロネタもあり映画通の方はにやりとさせられると思います。
今回は、読みきりや1巻ではクールな傍観者を演じていた所長さんが大活躍してくれます。
表情が良い感じに変化するので、それを見ているだけでも楽しいです。
所長さん暴走の回では、あのメカが過去で大活躍するのですが、この物語に不可欠なあの能力のあるあのメカを、未来から過去に転送(データーのみですが)できるとすれば、なんとなく伏線の内容が推理できるヒントが示されています。
このあたりは唐突ではなく1巻のストーリの中で示されていたのはさすがだと感じました。
表紙買いしたのですが、これほどの良作だとは思いませんでした。
今一番楽しみな作品になりました。