Jim Henson のおはなしマザーグース 1 [DVD]
社会人になったばかりの頃にNHKで放送していてとても楽しく見ていました。テキストも書店でなかなか見つからずにあとでビデオでも出たら買おうと思っていました。気が付けばもうすでに何年も経っていますが、自分の子供も産まれたことだし、一緒に楽しみたいと思います。本当に嬉しいです。
考える練習をしよう (子どものためのライフ・スタイル)
「下手の考え休むに似たり」という言葉があります。
良い知恵のない人がいくら考えても時間ばかりがたって効果をうまないという意ですが、思い悩んでいる人には、厳しい言葉です。
悩みに悩み抜いている人に向かって、頭ごなしに「そんなこと悩んだってしょうがないよ」というアドバイスをする人がいますが、その人は悩んでいる人に何らアドバイスになっていないことに気付くべきです。悩んでいる人にとって、その悩みはどうしても考え込んでしまうほど切実であるがゆえに、悩みになるはずです。ですから、そんなに易々と考え込むことをやめることなどできないのです。
他方で、考え込んでしまうがゆえに悩みに陥る人は、それからどう脱却して良いのか悩んでしまい、それでまた苦悩するという傾向があるような気がします。そんな人は、苦悩に苦悩するというような思考の悪循環をどこかで断ち切る必要がありそうです。
思考の悪循環から離れたいと思っている人のために、この本は書かれています。
その内容は、押しつけがましくなく、自らで工夫しながら読み進められるようになっています。まさしく、絵本を通じて「考える練習を」することができ、それらの練習をすることで、自分の悩みの源泉や性質を、自ら問い直すことができるという訳です。
どんな悩みにでも効く処方箋のようなことが書かれているわけではありません。その点あらかじめご留意下さい。
けれども、この絵本に書かれた「練習」を通じ、「上手の考え方」ができるような、そんなちょっとした工夫は可能だと思います。そんなちょっとした工夫で、悩みからくる精神的な負担が、少しは軽減されるかも知れません。
私自身、寄り道をするような気軽な気分で、手にとってみました。
ほんの少しですが、気持ちが軽くなったように思います。
マザー・グース1 (講談社文庫)
とにかくマザーグースにどんな唄があるのか、
それだけでいいから知りたいの、という方にオススメです。
谷川さんの訳は日本語のリズムをよく捉えていますし、
(もちろんリズムにのれていない唄もありますが)
心地良く読んで、理解することができると思います。
また、巻末に原詩(英語)を載せていて、
ほんの数行ですが、ちょっとした解説も添えられています。
この本には「マザー・グースとは何なのか」といった、
研究書に載っているようなことは一切書かれていません。
ただ純粋に唄を楽しみたい人にとって価値のあるものです。
マザー・グースの唄―イギリスの伝承童謡 (中公新書 (275))
数年前に読んだ本なのですが、私に、マザーグースの面白さを教えてくれた一冊です。マザーグースの歴史や唄と意味の紹介、英語文化におけるマザーグースの占める位置などが、読みやすく書かれている、とても良い本です。
また、本書は、日本の英語教育・研究でマザーグースが盲点になっている問題点を指摘しています。英語圏ではマザーグースは深く根付いており、マザーグースが元になっている表現が出てくることはよくあることなので、元になっているマザーグースを知らないようでは、英語理解や英文学鑑賞などで、大きなマイナスとして作用するのではないかと著者の平野氏は危惧しています。
本書が出版されたのは1972年ですから、35年後の現在はこの本に書かれているように、盲点だということはないのかもしれませんが、ただ、ある程度年齢のいった人間が英語を学習するとき、マザーグースが童謡ということで、見過ごされてしまいがちなのは、今もよくあることのような気がします。私自身、数年前まで、完全に見過ごしていたのですが、(とても月並みな表現ですが)この本を読んで目から鱗が落ちました。
オフ・オフ・マザー・グース
子供の頃、「ハンプティ・ダンプティ」を初めて聴いたときは、そのシュールな世界観がただよく分からないだけでしたが、このCDでは有名なアーティストが歌っているので、ちょっと不思議な世界観ながらも、身近なものに感じられました。
一曲一曲、短いものが殆どなので(最後の「コマドリの死」は長いですが。)実は、「視聴する」だけで一曲丸々聴けてしまうものが多いです。。
面白い一枚だと思います。