【LPサイズジャケット絵柄カレンダー付き】NIAGARA CD BOOK I
この世ではナイアガラ〜(最近とんと聞きませんが)と呼ばれるコレクターおよび投機筋による熱烈な価格高騰劇も一段落して、チョッピリ忘れ去られていた様相でしたが、商売上手な仕掛けによる予約限定販売にしたのが災いしたのか、早くも価格高騰再燃の様が繰り広げられる予感がちらほらするのは思い過ごしでしょうか?まあ販売価格以上はおさいふの紐緩めない方が賢明だと思いますよ。ナイアガラ風にのたまうと“いつまでもあると思うな、すねかじりと限定盤”てな声がGoGoナイアガラリスナー世代からは聞こえてきます。(ラヂオ番組をオンタイムで聴いてないと事の経緯なんて、後追いじゃっわっかんねだろ〜な〜って言ってしまうと、顰蹙でしょうけれど。それが事実であろうと思います。ラヂオのリスナーの投稿企画の延長線上のベクトルにて製作されているような?いないような?はがきから生まれたレコですよね。まさに趣味趣味音楽の頂点)レーベル維持の為の契約こなしの仕事時代ですから、実際オンタイムでも発売順に買い続けるのはきつかった記憶が蘇ります。時はあまた素晴らしい楽曲が排出されていた70年代末期。それはもう欲しいレコが山ほどあったのです。そんな中でレーベルカラーに縛りをつけた師の仕事を追い続けるのは、多感な10代後半には、ましてや音楽活動に活路を見いだせるのではと勘違いしていた自分にはナイアガラレーベル後半の作品は購入断念と存在無視という行動をとらざる負えなかったと記憶しております。CBSに移籍してアナログBoxで入手して、あれ?なんか音のフィールちがわねぇ?と思っておりましたけれど、やっと本来のアナログの息吹を取り戻して帰ってまいりました。その音が発売された時の雰囲気を再現するという最近のリイシューの姿勢が貫かれておりまして、感嘆の仕上がりであります。BlackBox部分も閉じ込められている今回の仕上がりに満足です。お墓にもってくボックスセットにバンザイ。 おまけ特典のカレンダーは4月スタートでとっても良く出来ておりますが、特典なしのヴァージョンが出回るなんて・・・。何の為予約したんだか、トホホでありんす。
クレージーキャッツデラックス [DVD]
ミュージカル好きにとっては、
なんとも楽しい、クレイジー・ミュージカル。
とにかく、都合のいい話の連発だが、
そこが、なんとも朗らかでいい。
植木等が、飛んで跳ねて、
歌って踊って、とご機嫌になる。
面倒なことは言わずに、
楽しく見られます。
大瀧詠一―総特集 大瀧詠一と大瀧詠一のナイアガラ30年史 KAWADE夢ムック 文藝別冊
シュガ−ベイブの特集やム−ンライダ−ズの本など、最近買い捲っていますが、その中で一番内容がある一冊でした!
もちろん、他の大瀧さんの本を買っている人には違う意見もあるかもしれませんが、私にとっては楽しい一冊でした!!
A LONG VACATION 30th Edition
恥や無知を承知で書きますが
アップサンプリングとかして聴いてる人は20th盤の方が好みじゃないっすか?
天然色なんてドコドコドコ、バーン、どっかーん、の音の洪水です、20th盤は
30th盤はレコードに近い音な気がします、原点回帰なんでしょうかね
それともやっとこの音がCDで再現されたと喜ぶべきなんでしょうか
D/Aコンバーターのそこそこ良い民生用が普及した今では20th盤も選書盤も捨てたもんじゃない
っていうか捨てられないw
クレージーキャッツ・デラックス [VHS]
往年のクレージー映画のエッセンスを、歌を中心に大滝詠一がサンプリングしたいわばクレージー・ワールドの入門編。
当時大滝は「イエローサブマリン音頭」などの温故知新ネタ路線を爆走中で、それと東宝の思惑が見事にかみ合い、本作が生み出されたことは幸福としか言い様が無い。
クレージーの歌は多くが音源として流通しているが、実際の映画の中で見るとその魅力が一層際立つ。
植木等が人見明と脱力感あふれる表情で踊りまくる「シビレ節」や、ラスベガスの大通りを交通規制し過剰に踊り歌う「ハローラスベガス」などは、まさに映像でしか味わえない強烈なインパクトだ。
特に「ハッスル・ホイ」で「ハッスルハッスル」と連呼し万歳しながらカメラによってくる植木等のイってしまった表情は最早ホラーの域である。
制作当時再発売された作品に重点が置かれた大人の事情のせいでダレ気味の後半や、例えば「大冒険」の「辞世の歌」等の、物語の前後が判れば百倍笑える隠れた名曲が漏れていたりと、今となってはいささか残念だ。
しかし、クレイジーが最も輝いていた時代のエッセンスが詰まった名編集である事には間違いない。
入門編とは書いたが、50周年を迎えて本来あるべき全作品DVD化の動きが不透明な状況下では貴重な情報源である。
映画とシングルカットで歌詞が違う曲も多数有り、マニアを自認するなら是非見ておく必要があるだろう。