ライフ・アクアティック [DVD]
綿密な計算、ディテールへの拘り、その積み重ねの上に成立した精巧なパロディ映画。
一生懸命な姿は、一歩引いて見ると滑稽なものである。その紙一重の隙間で遊んだ作品と言えるだろう。
クストーの海底世界、川口浩探検隊、の過剰な演出にドキドキした頃もあった。
テイルズ オブ フェスティバル2010 [DVD]
イベントは1公演だけナマで見ることができたのですが、残り2公演もイベントレポ等を見て気になっていたので、3公演全て入っているこのDVDは買い!でした。
1公演につきディスク1枚。プラス特典映像で1枚。そのボリュームに驚きです。
収録内容を削って削って、ダイジェスト編みたいな1枚になるのかなーと思っていたので、ここまで収録してもらえたことに感激。
個人的には、特典ディスク内のカゲアナが全部聴けたのが嬉しかったです!
(ああいうのって、会場でしか聴けないものも多いので)
値段を考えると、お買い得だと思います。
シリーズファン、特に出演者のファンなら買いではないでしょうか?
ただ、ELTのライブ部分と「テイルズ オブ ゴールデンビクトリー」のコーナーが入っていないのが、残念ではありますが……。
怪奇・怨霊・宇宙人 衝撃!超常現象映画の世界 (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)
内容は、映画秘宝ならではのホラー不思議系映画記事が満載。
映画秘宝の月刊雑誌では紙数が少なくて物足りませんでしたが、やはり、別冊にすると面白い。
「読みで」があって、月刊化前の秘宝を思い出す。
UFO、宇宙人、幽霊、悪魔の棲む家、UMA、実話系怪談、ゾンビ、輪廻転生…
映画、実話、インタビュー、取材をからめて「濃い」「胡散臭い」「面白い」が満載です!
具体的にあげるときりがないですが・・・
「『エクソシスト』と『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』の意外な共通点」
『ローズマリーの赤ちゃん』『エクソシスト』『オーメン』等が人々に与えたインパクト。
『エクソシスト』の悪魔憑き事件は存在しなかったことや、オカルト映画のブームが実社会にもたらした悪影響など。
「犬神信仰が70年代土着ホラーと融合した奇跡の1本『犬神の悪霊』」
今は普通にDVDで売っている同作が封印映画扱いだった経緯や、その内容は…。
「映像版『怪談新耳袋』全エピソード解説」
なかなか見られない全作品のエピソードガイドは圧巻!!
オール・カインズ・オブ・ピープル~ラヴ・バート・バカラック~プロデュースド・バイ・ジム・オルーク
ジム・オルークのバカラック好きは知っていたが、この人選の幅広さは一体全体どういうことなんだ? もしかしたら、日本側からの企画なのかもしれないが、細野晴臣に小坂忠にバカラック、そしてなぜかカヒミややくしまるえつこなどウィスパー系も多い。そしてなぜかソニックユースのサーストン・ムーア(まあ一時期オルーク自身がメンバーだったからか)。ともかく、この人選だけで聴いてみたくもなる。
そして意外にも音のトーンは、リリカルなピアノ演奏をバックに、みなさん意外とシンプルに歌っている。華やかさは控えめで、ジム・オルークが弾き語りしてもよさそうなほど、淡々と曲は流れていく。すごく新鮮というわけではないが、しかし人選やほとんどが日本人ということを考えると、やはりジム・オルークらしい諧謔味を感じざるを得ない。そんな不思議な余韻を残す作品だ。
痴漢ドワーフ(ヘア無修正完全版) [DVD]
「痴漢ドワーフ」などと怪しげなタイトルにひかれ、常々観たいと思ってましたが、ついに観る事ができました。
色あせた画質、陳腐な音楽などいかがわしさ全開で、アングラな雰囲気が存分に味わえます。
売春宿が舞台だけにたびたび出てくる、いわゆる「からみ」のシーンの描写がなんかリアルというか生々しいです。
メインの(?)小人も、インパクト十分です。
非常にパワーあふれる映画で、個人的にはかなりお気に入りです。