Pele, Level 1, Penguin Readers (Penguin Reader 1)
サッカーの神さまと呼ばれたペレ。彼の半生が分かりやすく書かれている。300語レベルの語彙で、2200語程度の文章。国や時代背景から、彼の人生が他の有名人とはまた違った独自のものだと分かる。
トーク・トゥ・ハー オリジナルサウンドトラック
「トーク・トゥ・ハー」は個人的には2003年の映画音楽部門でNO.1だと思う一作です。
アカデミー賞にはノミネートもされませんでしたけれど、映画音楽が果たす役割である感情表現に満ち溢れたアンダースコアは孤独と悲しみを高貴ともいえる一段高いところへと導いています。
この映画の主人公はマルコ(アルゼンチン人ライター)だと思いますが、この孤独な男の感受性が触媒となって観客を衝き動かしているに違いないと思います。
カエターノ・ヴェローゾの挿入歌もなんでもない歌といえばなんでもないのですが、映画の中での使われ方はとても見事です。
かといって、感傷的すぎもせず見事なバランスを誇ったサントラであり、ぜひ多くの方々に聞いていただきたいと思う1枚です。
Pele: Level 1 (Penguin Readers Simplified Text)
Penguin ReadersのLevel 1(300語レベル)
語数 2,200 YL 1.0
サッカー王国ブラジルを、ワールドカップ3回の優勝に導き、
1,363試合で1,264得点を決めた、言わずと知れたサッカーの
神様・ペレの半生を描いた本である。
サッカーをしていた父の影響を受け、サッカーシューズがない
状態でサッカーを始めたペレ。すぐにその才能を開花させ、
ビッグクラブであるサントスに移籍し、17歳でブラジル代表と
して選出される。その後は、サッカー史に残る華々しい活躍を
していく。
ペレの生い立ちから引退後までを易しい英語で描いた本で、
特にサッカーが好きな人は興味深く読めるだろう。
数IA・IIB・IIICがこの1冊でいっきにわかる もう一度 高校数学
この種の書にありがちな権威主義的な態度が余り感じられない点が良い.またこれまでの一連の彼の著書に見られる,学習者の目線に立つ事に徹する姿勢を貫いている事に好感が持てる.今回は高校数学を扱っているが押さえるべき点はしっかり押さえている.ただ,本書と同趣旨の間地秀三著「高校数学がまるごとわかる」より扱っている項目は幾分多いが,紙幅の都合からか数Iの面積・体積比,数Aの平面図形,数IIの図形と方程式,分数式,数Bの漸化式,数Cの二次曲線など触れられていない項目も多く(但し微積分に関しては一応数IIIレベルまで言及しているのでそれはまあ良いのだが)画竜点睛を欠いた感は否めない.やはり少なくとも数I・A・II・B全般には触れて欲しかったが,これらは今後相次いで出版されるであろう「語りかける高校数学」シリーズの続編で取り上げられるだろうから,そちらにも期待したいと思う.そういった意味で,本書は「語りかける高校数学」シリーズの予告ハイライト編と解釈できるのかも知れない.