うたのえほん [DVD]
ステージの映像がビデオ・DVDになったことはあるけど、こうした企画はありそうでなかった谷山浩子さん。
中川翔子ちゃんもブログで取り上げた「まっくら森の歌」が、NHKみんなのうたの再放送を待たずにいつでも見ることができますよ。更に紅マグロ、ドッペル玄関とめくるめく谷山系をご堪能あれ!
谷山浩子コンサートwithねこ森アンサン [VHS]
ピチピチでえくぼの浩子さん、最高です。手品師の心臓と催眠レインコートは出色の出来だと思います。オーケストラも素晴らしいバランス。ほほえましい貴重なコンサートだったと思います。
虹の歌集
歌唱力のある力強い女性歌手はたくさんいますが、彼女のような歌手は他にいません。どこまでも優しく、透き通るような歌声は、私達の心を動かす神秘の力を持っています。
英語曲のカヴァーアルバムも素敵でしたが、今日の日本には少なくなった、日本語の言葉一つ一つを大切に丁寧に歌っているのにもとても好感が持てます。彼女の初めての恋を詠う歌も、ちょっと背伸びをした少女の恋を思わせて可愛らしいです。シングル再録の「奇跡の星」は、シングルよりもより彼女の声質を生かしたアレンジになってます。
癒しを求める方は、是非手にとってみてください。
車のいろは空のいろ (ポプラ社文庫―日本の名作文庫)
「これは、レモンのにおいですか?」
ほりばたでのせたお客のしんしが、はなしかけました。
「いいえ、夏みかんですよ。」
こんな出だしのお話に、覚えはありませんか?
これは、この短編シリーズの中の「白いぼうし」という
お話の始まりです。
タクシー。運転手の松井さん。
夏みかん。モンシロチョウ。
幼稚園の男の子。白いぼうし。
思い出してきましたか?
そう、小学校の国語の教科書で読んだお話しです。
音や映像のみならず、文章も記憶を呼び覚ましてくれます。
懐かしい文章は、懐かしい記憶につながります。
あの頃は一大事だったことも、今では思い出。
今の一大事だって、四半世紀後にはきっと思い出。