ドリフターズ 1巻 (ヤングキングコミックス)
異世界で国盗り、しかも登場するのは物騒な連中ばかり、人間も亜人も入り乱れ、さあて皆様お立会い、異世界戦国時代の幕開けとあいなりました。
主人公を含め、歴史上の人物が異世界に放り込まれるお話は良くあるパターンですが、平野耕太の手にかかると、誰も彼も皆、強烈なキャラクターに。敵味方陣営にそれぞれ歴史上の人物が登場しますが、敵方には通説では「偉人、英傑、聖人」とされているのに、どうにも怨霊と化した人たちが。まだ導入部分なのでキャラクター紹介気味な展開ですが、「これだ、これが見たかった」というファンには十分すぎます。完結までゆっくりと付き合う価値はあるでしょう。そして、各話のタイトルがまた秀逸。
ところで、あのリストにチラッと名前が出ていた多聞丸さんは登場するのでしょうか。ある意味で玄人好みなマンガです。
「首置いてけ、なあ!」この台詞と、太刀の構えにぴんと来たら、オススメ。
以下略
純度100%なヒラコーワールドっぷり。
ブラックジョークとダメな話が延々と展開されるので、
会わない人には全然合わないが、合う人には面白すぎる。
そんな作品です。
ヘルシングのギャグパートが好きだった方、
聖学電脳研が愛読書だった、そんな方にオススメ。
他の方のレビューを見るとエース桃組掲載分が収録されていない、
ということなのでそこが残念といえば残念です。
HELLSING I [DVD]
原作コミックのファン(TVアニメ版未見)ですが、そこそこの出来ではないかと思います。
特にアーカードが例の銃をぶっ放すシーンはCGで描かれ、ブローバック・排莢・マグチェンジまで表現されていてなかなか格好良いです。
ただ、原作の大きな魅力のひとつである(と思う)「銃剣を交差させながら能書きをたれるアンデルセン」のような『奇妙かつ格好良いキメポーズ(?)』の魅力が、いまひとつ再現しきれていないように感じました。
ともあれほぼ原作に沿った内容であり、更に狂った魅力を増していくであろう2巻以降に期待を持たせてくれる出来です。
HELLSING 10 (ヤングキングコミックス)
ナチス・キリスト教と扱いづらい(クレームが付きやすい)ネタを10年も続けられた情熱(もしくは狂気)にまずは賞賛の拍手を贈りたい。すごいよ、ほんとに。
本巻の半分以上を占める闘争のシーンは圧巻の一言に尽きる。ページを繰る手が止まらないとはこのことか。
この巻から手に取る人はほとんどいないと思うが、途中で断念してしまった人には是非、最終巻まで完走することをおすすめしたい。