駅馬車 [DVD]
グランドホテル形式の駅馬車内の人間模様が秀逸です。
ロードムービーの走りとも言えます。
何と言ってもリンゴーキッドが銃声一発ライフルをくるりと回し、最初に登場するシーンとルーク3兄弟との決闘を前に、インデアンとの戦いで弾丸を撃ちつくした筈のリンゴーが、帽子の中に3発だけ残していて、それを銃に詰めて決闘に向うシーンが記憶に残っています。
後は撃たれて落馬したスタントのインディアンが走る駅馬車の下を通り抜け、また立ち上がる伝説のシーンは未だに語り草です。
酒商人のピーコックと賭博師のハットフィールドも忘れられない存在。
ピーコックに矢が胸に突き刺さるシーンは矢音とともにギョットしました。
ハットフィールドがこれまでと最後の一発で大尉婦人を殺そうとして、逆にインディアンに撃たれ、そこに騎兵隊が現れるシーンでは、観客が一斉に拍手したのが印象的でした。
ちょび髭保安官カーリーのジョージ・バンクロフトがダラスとリンゴーを馬車に乗せ馬に石を投げ見逃し、「ドック一杯おごるぜ!」、酔いどれ医者ブーンのトーマス・ミッチェルが「一杯ならな。」と答えるラストは泣けました。
駅馬車 [DVD] FRT-058
「駅馬車」はとにかく走る。6頭立ての馬車が疾走する様は映画にピッタリだ。そして乗客達のそれぞれの人間模様を乗せて走る。「もはやこれまで」というときに救援に駆けつける騎兵隊のカッコ良さ。最後の決闘まで息をつくヒマもない。懐かしい名曲に乗せて、ジョン・ウェインのライフルと土煙と軋む車輪が瞼に残る。
駅馬車 (漫画・世界名作ムービー)
名作映画DVDに漫画がついてる企画が面白い。
映画は勿論文句無い極上のエンターテインメントなのだが
あまり期待してなかった漫画の出来も凄くいい。
初めてこの「駅馬車」に触れるなら、まずざっくりと漫画を読んで
そのあとジックリと映画を堪能して欲しい。
そしてまた漫画を読むというのが楽しい気がする。
駅馬車 [VHS]
西部で町から町へ人と荷物を運ぶ駅馬車。それは、それぞれの人の人生も載せていた。
正体を隠したがる夜の女、金持ちなくせに卑怯者の男、そして無骨だが、弱い者に優しいガンマン。
駅馬車は、はるか遠くの町へ出発する。途中にインディアンの出没する場所があり、襲撃が予想されるが、騎兵隊は一緒には付いてくれない。
やはり、インディアンは来襲した。ごくわずかの人数で、馬車を守りきれるのか?
古い白黒映画ですが、現在でも楽しめる、西部劇の最高傑作です。
この映画により、ジョン・ウエインの名は全米にとどろきました。