戦場のメリークリスマス [VHS]
一番好きな映画は何かと聞かれたら、真っ先に「戦メリ!」と言います。
もとはテーマ曲が大好きで(CDのレヴューも書きました)、映画をずっと見たいと思っていました。
やっと観たのは高校2年生のとき。
観たその晩から一週間、結末を思い出しては泣いていました。
悲しいとか、残酷とか、そんな簡単な言葉では言い表せない何かを感じたのです。
戦争という状況のもとで、東洋と西洋の美意識・文化が、
激しくぶつかっていきます。
そしてお互いの心が通じ合ったのは、死を前にした時だった…
なぜ、彼らは笑いあうことができなかったのだろう。
なぜ、もっと分かり合うことが出来なかったのだろう…
あの美しいメロディーが、ますます心に染みて、
一生忘れられない作品となりました。
DVDも出ているので、今度はそちらも買うつもりです。
ラビリンス 魔王の迷宮 [Blu-ray]
デビッドボーイが歌ってジェニファーが小さかったのを覚えています。
DVD版は見てませんでした。
いきなりblu-rayという事ですが、
画質は実に綺麗で鮮明で色合いもばっちり。
音もtrueで綺麗に。
ここまで昔の作品が綺麗なのはマスターのせい?
完全に満足のいく出来になっています。
グレイテスト・ヒッツ VOL.2
1981年発表の「Greatest Hits」に続くクイーンのベスト盤第2弾で、“A Kind Of Magic”、“Under Pressure”、“Radio Ga Ga”といった1981年からフレディ・マーキュリーが亡くなる1991年にかけてのヒット・チューンがバランスよく散りばめられています。1982年リリースの「Hot Space」あたりから、そのころ流行り始めたレンタル“レコード”店で借りては音飛びを気にしながら聴いていたことや今はなき阪急西宮スタジアムでの伝説のライブ・コンサートのことが思い出されます。
日本盤には、TVドラマの影響で大ヒットした“I Was Burn To Love You”がボーナス・トラックとして収録されています。この曲はいろいろなところに顔を出しますが、フレディの他界後に彼のソロ・チューンだったのをクイーン版としてアレンジし直したもので、1995年リリースのフレディの追悼盤的アルバム「Made In Heaven」が本拠地です。
サウンド的には、「Greatest Hits」と同様にEMIからUniversalへの移籍に合わせるように最新リマスターが施されており、旧盤と比べてみると一目瞭然...ずっと気になっていた音量がアップし、音質も格段にクリアになっているのが素人目(耳)にもよくわかります。さらに、日本盤のみ高音質SHM-CD仕様となっており、こちらも要チェックです。
まずは、この「Greatest Hits II」と「Greatest Hits」グレイテスト・ヒッツをツイン・ベストとして楽しみながら、3月、6月、9月のタイミングでリリース予定のオリジナル・アルバムの最新リマスター盤をじっくりと聴き直してみようかなと考えています。(もちろんお財布と相談しながらですが...)
デヴィッド・ボウイ―神話の裏側
訴訟問題にまで発展した問題作。
確かに内容の濃さ、ページ数の多さは他を圧倒している。が、公式なものではないため、また書かれた時代が古いために疑問点も多い。
再販の可能性は低いのでどこかで見つけたら買ってみても良いかもしれない。とりあえず知識は付きます。
STATION TO STATION SPECIAL EDITION
数年前、悪名高いCCCDで大ヒンシュクを買ったEMI(欧州EMIは違ったかな?)が心を入れ替えてようやくいい仕事をした感じ。
本年のリイシュー大賞候補ナンバーワンだったストーンズの「ならず者」に強力なライバル出現。わたしは躊躇なくボウイに1票を入れさせていただきますけどね。ただしリマスターの効果は99年リマスターと意見が分かれるところかな。
また、今回初めて公式に日の目を見たナッソー・コロシアムのライヴでは、本来長ったらしかった「パニック・イン・デトロイト」中盤のドラムソロが大幅にカットされているが、そのおかげでブートではフェイドアウトされていた最後の「ジーン・ジェニー」がエンディングまで収録され、コンサート終了の余韻が味わえるようになったと考えれば、それはそれでありだったかなと個人的には評価したい。
次は是非とも2005年に曲順を実際の演奏順に並べ替えてリイシューされ名ライヴ盤に生まれ変わった”Stage"に、セットリストから漏れて収録されなかった数曲(「サフラゲット・シティ」や「ジーン・ジェニー」など)を追加した「完全版」+当時のライヴ映像といった仕様のデラックス盤のリリースに期待しています。