メタルフォークジャンボリー
メタル○○…大量に出ましたがこれが最高なのではないでしょうか。70年代フォークをメタルにアレンジすると【哀愁】という点で感性が一致するのか素晴らしく合います!フォーク体験者の柴田直人氏ならではといったところでしょうか。またギターに白田一秀氏ドラムに本間大嗣氏なんて(全曲ではありませんが)…嬉しいったらありゃしない♪これでVoが人見元基氏だったら…などと思いを巡らせてしまいます。これカラオケで歌いたいなあ〜。
街道をゆく (1) (朝日文芸文庫)
「街道をゆく」シリーズの第一巻です。こういったシリーズものを読む場合、丹念に、第一巻から読まれる方もあると思いますが、無精者のせいか、「自分の住んでいるところ」「行ったところ」「興味のあるところ」から読んでいたら、かなり、後になって読むことになってしまいました。後、もう一点、後回しになった理由として付け加えるとすれば、最初の方は、やや、文章も硬かったよなあという薄らかな記憶から、遠ざけていたことがあります。
ところが、読んでみると、「目の前にあることどもから、氏の思索が縦横無尽にかけめぐる」「同行者についての著者の暖かな眼差しがある」、そして、「氏の名文」というこのシリーズの特徴は、既に、この1作目から発揮されていることがわかりました。というよりも、数多いシリーズ作品の中でも、かなり上位の面白さを持った1冊でした。今回も楽しませて頂きました。
あの路
少年にとって唯一絶対的な存在だった3本足(犬)は、著者・山本けんぞうさんにとっての自殺した弟なのでしょう。文章は極めて透徹で心が痛みます。
絵にのみ集中したいせひでこさんが描く心に突き刺さるような透明感と危うさを感じさせる挿入画がこの孤独な少年の物語世界を創造する上で限りない相乗効果をもたらしていました。
孤独を抱える人の心の救済足る優れた絵本です。