スピーシーズ2 [DVD]
スピーシーズ1を観てイマイチとがっかりした人も多いかと思います。しかし、2は前作よりずっと楽しめる内容です。
前作では人類の危機といっても緊迫感が今ひとつでしたが、今回の敵は前よりスケールが大きく、展開も幅広くて見ている者を飽きさせません。映画の大事な要素として「結末が見えない」というのがあると思いますが、この作品は最後にどっちに展開するんだろうとストーリー中楽しませてくれます。エイリアンのような直に感じる恐怖感とは少し違うかもしれませんが、SFホラーファンの方は納得できる面白さではないでしょうか。
スピーシーズ4 新種覚醒 [DVD]
女エイリアンが誕生して、次は男エイリアンとの交配、主人公が変わって、4はエイリアンの大量発生です。
主人公の叔父(と嘘をついていた)が育ててきたミランダ(かなり美人さん!)がエイリアンの本能に目覚めていく過程が描かれています。
血管が浮きでるミランダがなんだかエロティック。このかた、今後もがんばってほしいなぁ…。
メキシコに住んでいる叔父の元同僚は意外とイケメンで渋くて、ちょこちょこ見栄えのいい俳優さんをそろえてますね。
ただこの人、元科学者?(研究者?)には見えないスレた感じですが、それはご愛嬌ってとこでしょうか。
叔父さん役のベン・クロスは、名作「炎のランナー」「遠すぎた橋」に出ていた名俳優さんで、最近パッとしなかったけど、大作「スタートレック」に出ていたのでちょっとうれしくなっていました。今回もこんなところで!とうれしい発見ですw
メキシコの街並みの描写、女エイリアン同士の戦い、いろいろと工夫しているところは多いし、監督の意気込みを感じます。
ただのSFアクションは軽すぎていや!というかたにオススメの映画だと思います。
スピーシーズ2 [DVD]
「スピーシーズ~種の起源~」を見て続編を買おうと思った人(私のように)にはお勧めできません。ナターシャ・ヘンストリッジ演じる美しきエイリアンというのがこの映画の柱なのに、彼女の魅力が一切見られません。第1作が受けたのは、恐ろしいエイリアンが美しい人間の女性の形をしていて、男達を手玉に取りながら、性交をして純粋に子孫を残そうとするところであり、100%の悪役に仕立てていなかったためです。しかもその冷たい美しさを演じるナターシャは本当にはまり役でした。
ところが本作は、その彼女をスクリーンにただ登場させているだけ。SFXにこだわろうと思ったのでしょうか。とにかく失敗作だと思います。