インテリジェンス・アンド・サクリファイ
2枚組140分の暴力音響。爆音で浴びるように聴いてるとだんだん音がしなくなってくるほどハードなナンバーがたたみかけるDisc1と、深夜にぼんやり聴いてると、ゆっくりと狂気が侵食してくるようなエレクトロ・インストを集めたDisc2。で、結局はどちらもハードコア。いつもバカやってるようでこの構成はかなりの確信犯。「お前らやっぱコレが好きなんやろ」と言われているようで……。
フィッシュストーリー (新潮文庫)
変わらず軽妙な伊坂節が展開されています。単にフィクション(小説)と読んでも面白いですが、
モノの考え方(発想)訓練として味わうのも、また伊坂作品の楽しみ方のひとつです。
・マンション建設に反対するためにプラカードを掲げているのか、それとも?
・風習、言い伝えは「なにか」を隠すための方法だったのでは?
本作品では表題作「フィッシュストーリー」がやはり心地よい。
例えば、今こうして書いているレビューを誰かがを目にして、伊坂幸太郎なんてまったく知らない人が興味を持ったとする。本屋に足を運んだが、店頭には一冊しか在庫がない。同時に手を伸ばす人が隣にいた。それは異性。これをきっかけに二人は恋に落ち、結婚、子どもを授かる。そして、何10年か後、飛行機に乗っている時、「あれ」に出くわす。
その時、ひとこと言ってもらいたいな。
「礼なら、アマゾンのレビューに」と。
サクリファイス スペシャル・エディション (2枚組) [DVD]
しばらく品切れ状態だったが、ようやく「HDニューマスター決定版」として再発されることになったのは誠に喜ばしいことである。
私は映画館でも何回か観ている作品だが、何回見ても飽きさせないほどの魅力がある。
タルコフスキーはたかが「物(ぶつ)撮り」のワンカットすらスタッフにまかせず、一日がかりで撮影するほどの監督なので、それぞれのカットが見逃せない程の意味を「持ち得て」いると思うのだ。
この作品はタルコフスキーの遺作だが、物語の「主題または象徴」とも言える「白い家」が炎上するシーンで、フィルムが回っていなかったという大ハプニングがあり、この時すでに癌に侵されていて余命少ないタルコフスキー監督は大変に落胆したが、スタッフはなんとこの「白い家」を隅から隅まで全く同じように、復元してしまった。
スタッフも、本当に凄い人達ばかりだったのだ。
編集作業にはもはや立ち会うこともできなくなり、病室にスタッフが行って、タルコフスキーから色や様々な指示を受けていた。
だからこそ、タルコフスキーの「祈り」であり、「執念」で作り上げた傑作になったのだと思う。
「HDニューマスター」をしているので、画質が向上しているのは当然だが、2枚組になっていて、特典ディスクも充実していることが、さらに嬉しいところだろう。
サクリファイス
基本的に、どの曲もBGM的に流すとその場の雰囲気のグレードアップがはかれるが、やはりタイトル曲の「SACRIFICE」が最高!。曲のインテリアと言ったら言い過ぎの感があるが、夜のムーディーな雰囲気作りにもお勧めである。個人的にはハワイや沖縄のビーチで夏の太陽を浴びながら聞きたい。
密室のサクリファイス
キャラごとにことなるタイプのアドベンチャーができるという発想は良いとおもうんですが
ドットの点にしか見えないところを調べる必要があるとか
謎解きにもまったくヒントが無いなど
難易度が高い云々とかいうよりムリゲーといえます。
イベントシーンもやたら長いのも気になりました。
その部分をキャラを選んで話しかけれるような会話型ADVにしたら
もっと感情移入できたかもしれません。
でも作りこみや出来に関しては悪くないと思います。