パイレーツ・ロック [DVD]
予告編で流れていたキンクスの「All day and all of the night」に引きつけられ見てみた。
これは音楽好きのための映画のというよりは、コメディー好きのための映画だと感じた。かかっている曲がキンクス、デヴィット・ボーイ、ビーチ・ボーイズくらいしか分からなかったけど、キンクス好きの20代のわたしから見てもそんなにグッとこなかった。50〜60代くらいの人がときめきそうな曲なんじゃないかな。
この映画の監督は『ノッティングヒルの恋人』『ブリジット・ジョーンズの日記』『ラブ・アクチュアリー』などを撮った人なんだけれど、この映画も大衆向けのイギリスコメディーといった雰囲気。
すごくおススメ!とは言い難いけれど、わたしは嫌いじゃない。イギリスっぽい「すべてを諦めている」感じや、おっさんも若者もはっちゃけちゃってて、可愛らしかった。もー、このかわいさ&楽しさは日本人には決して出せないと思う。
日本人も、大人がこんなふうに堂々とはっちゃけることができたら、人々の生活はもっと豊かなものになるだろう。
パイレーツ・ロック 【VALUE PRICE 1500円】 [DVD]
邦題が、「パイレーツ・ロック」で、原題も、「The boat that rocked(ロックしたボート)」なので、“ロック””主体の物語を期待してしまいますが、違法ラジオ局のDJを中心に、“60年代イギリス”を感じる映画です。 カラフルなファッションを見ているだけでも楽しいです。 海賊ラジオ局を取り締まる当局との戦いや主人公の一人の父親探しの語はあってないようなものなので、「物語」として期待しない方がいいです。