二度目のノーサイド[文庫] (小学館文庫)
かつて「スクール・ウォーズ」というドラマがはやり、ラグビー・ブームが到来した。いつの間にかラグビーは、3Kスポーツとなってしまい、秩父宮ラグビー場はシーズンがきても寂しくなっている。この小説は、ラグビー経験者(というかラグビー教信者)だった人には、現役時代を思い出して楽しめるのではないか(色々と突っ込みどころはあるが)。一方、この小説を読んでラグビーを始めたいと思う人がいるかどうか。ラグビーはこの世に無くてはならないスポーツなので、ラグビー人口を増やすような次作を期待したい。
Cuddlyソメゴローぬいぐるみ45cm
笑っているようで、寝ているようにも見える表情が絶妙です。どこから見ても可愛く、座らせたときの、後ろ姿に哀愁を感じてます。高価ですが、最高の肌触りと抱き心地です。ネットではその感触が伝わりにくいのが残念。ソメゴローというネーミングは、似合っていると思います。
Neue Musik
松任谷由実時代のベスト・アルバムとも言えるこの『Neue Musik』に収録されている「守ってあげたい」「恋人がサンタクロース」「時をかける少女」「DESTINEY」「埠頭を渡る風」「リフレインが叫んでる」「青いエアメイル」「春よ,来い」の曲を聴いていますと、リアルタイムで聴いてきた当時の思い出まで蘇ってきます。今聴いても、新鮮なサウンドと印象的な歌詞を持つ音楽の玉手箱のようなアルバムです。
ユーミンの音楽自体は完成度の高いもので、今なお新鮮な響きを感じ取れるものばかりです。曲の水準は相当高く、時代をリードしていたのは間違いありません。目の前に情景がくっきりと浮かび上がるような視覚に訴える歌詞は秀逸で、印象的で感傷的なフレーズを持ったメロディの素晴らしさは、他のアーティストの追従を許さない完成度を誇っていました。
ユーミンの音楽の特徴は、時代の空気を感じ、新しい流行を作り出していくエネルギーを持っていたところだと思います。
音楽がファッションになり、ライフスタイルにしていった偉大なコンポーザーだという評価も当てはまると思います。
彼女は松任谷由実として、日本の音楽の頂点に今なお君臨し、燦然とした輝きは衰えることをしりません。J-POPの中で彼女ほど長い年月、多くの人から愛され続けている人もいないと思います。
NO SIDE
80年代半ばに大学ラグビー人気が高くなりました。ユーミンは当時巷で使われていた大学分類用語を使い「私の曲は私立文系」ぽいと言っていました。僕自身も私立文系でした。このアルバムがでた年、上田監督が指揮をとった慶応大学が大学選手権で優勝しました。それをユーミンは観戦していたと記憶しています。秋が深まり冬を迎えるのに無くてはならないユーミンの季節のアルバムでした。このアルバムには最近のコンサートツアーのタイトルにもなっている『シャングリラをめざせ』も収められています。
紅雀
私は、ユーミンの全てのLPを持っています。その私が、最初に買いなおそうと思ったCDがこれです。何の迷いもなくでした。アントニオ・カルロス・ジョビンに影響を受けた彼女の真骨頂のアルバムです。また、卓越した作詞の魅力、聴いているとビジュアルがわかりやすく瞼に浮かび上がります。絵画的情景が目前にせまる「ハルジョオン・ヒメジョオン」(吉川中英がカバーで歌ってたものも良かったですが・・・)、何でこんな詩が書けるの?って感じの「罪と罰」、異国情緒豊かな「地中海の感傷」、爽快な気分にしてくれる「紅雀」、どこか懐かしい「LAUNDRY-GATEの想い出」等々満点の内容です。