Live from The Roundhouse [日本独占企画盤 / CD+DVD2枚組] (PCDT29)
『バーキング』からの曲が2つ。そのライヴの出来はいいのですが、それ以外の曲はたいしたことはありません。過去のアンダーワールドのライヴアルバムで披露された曲ばかりですから。ということで☆三個。付属DVDもそれなりのものでしかありません。
MUSIQUE VOL.1 1993-2005
ダフトパンクは機械的な無機質さとどこか人間味?にも繋がるようなチープさのある音作りのバランスが良くて、特有の奥深さと世界観が魅力にあると思います。そんな彼らの主な代表曲が網羅された一枚です。入門にも適しているでしょう。
部屋に思いっきり流したりすると、この音楽世界の中にトリップしてしまいますね。この感覚的な刺激の中に、もうどっぷり浸って、聴き入りたいです。
個人的には「デジタルラブ」やっぱり好きだなぁと思います。ジャンルの壁を越えられる力を持った名曲でしょう。このポップセンスも彼らを語る上で欠かせない要素だと思います。
DIRECTORS LABEL ミシェル・ゴンドリー BEST SELECTION [DVD]
数年前、カリーミノーグも知らずに、
ただただひたすら同じシーンを繰り返しながら
画面上で増殖する彼女の映像に、
なんとも言えない感動と、驚きと、ちょっと悔しさを感じたことを
思い出しました。
彼、ミシェル・ゴンドリー、その人が
私をこんな気持ちにさせていたんですね。
私はいま、映像を作る仕事の近くにいるので
身近な人たちが口々にすごいものを見た、と言っていたことを
昨日のように思い出します。
そして、今これをいつでも好きなときに見られる幸せを
心から感じます。
よいものは、絶対に枯れない!
ダフト・パンク エレクトロマ [DVD]
フランスの2人組エレクトリック・ダンス・ユニット、ダフト・パンク初監督作品。金と銀のヘルメット姿ロボット2人組「ヒーロー・ロボットNO.1」「ヒーロー・ロボットNO.2」の、ささやかな願い事と選択を、会話無しの映像と音楽のみで見せる74分。
2体のロボットはダフト・パンクの2人(中身は違うらしいけど・・・)の分身。彼らのアルバム「Human After All」のコンセプトを思い出させるストーリーです。場所は地球なのか、それとも違うのか。2人は人間にあこがれ、子供のような純粋さで人間になることを夢見るロボット。
使われる音楽はブライアン・イーノやハイドン、ショパン。クラシック音楽と白の研究室の組み合わせは私に「2001年宇宙の旅」を思い出させました。勿論万人向けの映画ではありません。悠長な風景シーン、カメラも手ぶれも気になります。退屈かもしれません。しかし、「2001年宇宙の旅」の何も会話のないコンピュータHALのシーンのように、沈黙の背景の意味するものが私たちに伝わってくるのです。一切会話なし、顔の表情もなし。でも2人の友情は伝わってくるんですよね・・・・延々と荒野を歩く2人、砂漠で立ち止まる2人。広大な砂漠で撮影された悲しく、美しいラストシーンは不思議な、静謐に満ちた余韻です。
インターステラ5555-The 5tory of the 5ecret 5tar 5ystem- [DVD]
アニメファンの中にはストーリーなどに疑問を持つ人もいるかも知れませんが、この中途半端なB級感と何か新しいことが始まるような勢いは他の映像作品ではなかなか得られないもの。
セリフなしで多少キツイと思う人もいるかも知れませんが、「DISCOVERY」が好きな人は、ただ勢いだけで最後まで見れちゃうはずです。
ダフトパンクのスマートな楽曲群と松本零士の才能が(たぶん)マッチした最新型のSF映画といえるでしょう、多分。