輝け!木曜ドラマ王 90’s
この手のオムニバスの良い所は、既に歌手活動を引退してしまった人の作品が、ひょっこり復活したりするところである。今回は、ビリー・ヒューズ(Billie Hughes)の「とどかぬ想い(Welcome To The Edge)」がそれに当たる。アメリカでもTVテーマを作曲し、歌っていた彼だが、向こうではドラマ主題歌の地位が低いため、ソロCDは日本で出たあの1作しかない(バンド時代は2作あるが)。既にシングルもアルバムも廃盤。1作だけあるコンピはCCCDになってしまったので、通常CDでの初復活は密かに嬉しい。
悲しみは雪のように/浜田省吾、PRIDE/今井美樹、There will be love there/the brilliant green 等が収録されているから、内容は悪くない。ただ、決定的に目玉となる曲がないのが問題かなぁ。もっとも木曜はバラエティ優勢で、ヒットドラマは元々少ない。あっても、刑事モノや病院モノが多く、主題歌が売れない曜日なのだ。
Sonyが音頭を取ったのに欠けているなぁ、と思ったのが、「P.S. 元気です、俊平」の主題歌 Hysteric Blueの「なぜ…」 だが、メンバーがその後、重大事件を起こしたからだろうなぁ。
もう誰も愛さない BOX [DVD]
出来れば12作ぶっ通して見ていただきたいです。
作中人物が全員腹に一物持って何かをたくらんでいます。
ワルの吉田栄作もいいですが、その彼を振り回す女性陣が最高です。
わけてもNHK朝の連続小説ドラマの後、初の連ドラ出演だった山口智子が素晴しい!
清純で地味なお嬢様だった彼女が、途中からド派手な衣装とビッチな言動で暴れまくります。
連続小説ドラマの優等生ヒロインは大体イメージチェンジ出来ずに消えていく中で、このドラマで見事にイメージチェンジを図った彼女に拍手です。
弁護士役の伊藤かづえも最高です。
「今度は海を買ってみようかしら?」はかなりの名台詞でしょう。
LOVE STORIES III(CCCD)
特に聴きたいのは、ブレッドの「イフ」。番組とマッチした美しいメロディは最高です。TVドラマを知らない若い人にもおすすめです。
現在、この曲を手に入れようと思っても、ほとんど不可能なので、こうしたアルバムはうれしいです。
NOW 90’s BEST
TV、CMなど必ずどこかで聴いたことのある曲が盛り沢山に入っていす。
ディスク1はポップサイド。ディスク2はバラードサイドと別れています。
この、バラードサイドに入っている曲がたまらなく良いのです!どれも心に染みる曲ばかりです。
ポップサイドはいわば、一発屋と言われている歌手達の曲が多いです。逆にいうと、一発大ヒットを放った曲ばかりですから誰でも知っています。
ぜひ、聴いてみてくださいな。