落馬脳挫傷 -破壊された脳との闘いの記録-
この本は決して楽しい本ではない。けれど人の持つ生命力や人体の不思議
そして何よりも「家族の愛」「仲間の愛」を知ることが出来る。
脳が損傷されると人間はここまで変わってしまうのか、つくづく今普通に
生きていることの不思議さを感じてしまう。
筆者は石山繁騎手の妻であるが、この奥さんや家族の必死の介護があっての
今の「回復しつつある」石山騎手があるのだと思う。
騎手は毎レース、命がけで騎乗している。
そのリスクを騎手に背負わせた上で競馬ファンは競馬を楽しんでいる。
それら競馬ファンの少しでも多くの人に読んで貰いたい名著。
長期脳死の愛娘とのバラ色在宅生活 ほのさんのいのちを知って
へその緒よりも強い絆が垣間見えた気がします
福祉のコトも臓器移植のコトも勉強不足ですが
専門的な言葉でもわかりやすく説明してあり
何か応援できることが有る!と強く感じます
強く明るいお母さん、優しいお父さん
そんな2人の背中を見て強くやさしく生きる
ほのさん
がんばれ!西村家!!!
パパの脳が壊れちゃった―ある脳外傷患者とその家族の物語
高次機能障害について、知らない人が多いかと思います。それが、差別につながることも少なくないでしょう。
この本は、深刻なテーマを扱っているにもかかわらず読みやすいので、多くの人に読んで欲しいですね。
ただ身近に同障害者がいるものとしては、ここに描かれる人物の回復が本当に『奇跡的』だということを強調したいです。特別な例だということを。
彼を支える周りの人々、特に妻である著者と日本人との違いも、顕著で興味深いです。