世界の中心で、愛をさけぶ <完全版> DVD-BOX
さすがはTBSドラマだと思った。
原作にない演出や出来事も、違和感なく補完されている感じ。
尺が余って足したのであろうエピソードなのに、感動する。感情移入できる。
特に印象に残っている足されたエピソードといえば、朔のおじいちゃんの骨をアキと撒く回や、アキに対する後悔を呟くアキ父など。
前者は原作じゃさらっと済まされていただけだった。撒いてきた、という事実だけが書かれていた。
だからその辺の足し前は完璧な補完であるといえる。
後者はアキの余命が短いと告げられた病院で、白いスカートをはいている子供を見かけたアキ父が、
あんなスカートを小さい頃ねだってきたアキを思い出し、
買ってやればよかったと涙する場面。
ラストシーンは、なんというかはっきりとした答えは出ない。
朔が見ていた夢が覚める前なのかもしれない。しかしその夢は、最後必ずアキがいなくなるという結末だった。
ラストシーンはそうならなかった。
なんとなく、朔の人生の終わりにアキが待っていたという表現なのかなと。
ただのありきたりな純愛モノとして原作を変えまくった映画版より、こちらのドラマ版を強くお勧めする。
原作の世界観を壊すことなく表現し、非常に完成度の高いドラマに仕上げていると思う。
仔犬ダンの物語 [DVD]
モーニング娘。、ハロー! プロジェクト・キッズ、後藤真希ら総出演(「お菓子」出演組を除く)の本作品は、実話をもとにした盲目の仔犬をめぐる物語。他の出演者は、原田美枝子、榎木孝明、柄本明など。
両親の別居に伴い、群馬県の祖父の家で暮らすことになった小学校5年生の真生(嗣永桃子)は、転校先の学校で級友と打ち解けることができない。ある日真生は、捨てられた仔犬・ダンを拾った千香(清水佐紀)と出会う。ところがダンは目が見えなかった。2人はダンが安全に暮らせる場所を探し始めたが・・・。
本作品はアイドル映画でもハンカチムービーでもなく、過度の装飾を排した正統派の映画。実話に基づくダンのエピソードと、少女・真生の自分探しのエピソードが巧みに融合され、しっかりした物語を形作っている。中でも、真生!がダンをめぐる一連の出来事を契機に多くのことを学び、閉ざしていた心を徐々に開いていく過程は、この作品の真の主題ともいえる。唯一不満な個所は、団地の住民たちが対立する場面。構成上クライマックスが必要だったとはいえ、人物の描き方がここだけステロタイプで、作品の流れの中で違和感がある。
出演者に関しては、中心となっているのはキッズであり、娘。など他の出演者は脇に徹している。娘。だけを目当てに観ると物足りないだろう。これが初の本格的な仕事となったキッズの11人は、まだ決して上手いとはいえないが、みな子供ならではの素直な演技を見せている。とりわけ、事実上の主役である真生を演じた嗣永桃子がいい。役柄上殆ど笑顔を見せず、その引き締まった表情が強く印象に残る。嗣永をはじ!めとする「二十二の瞳」の頑張りと、その潜在能力を引き出した監督の手腕に拍手を送りたい。
低年齢層を主な対象としているため内容は分かりやすく、しかし質に関しては決して妥協せず水準は高い。全ての世代の鑑賞に堪えうる作品になっている。
よい子の味方 新米保育士物語 DVD-BOX
今まで割引率がほとんどなかった商品が安くなってたので、すぐ買いました。ドラマは毎回泣けてストーリーも最高!
相葉君、大野君、潤君も特別出演あり、脇で固める俳優陣、子役も今なお売れてる子役ばかり。本当に最高で、文句なしの5星です。