日経 Linux (リナックス) 2011年 01月号 [雑誌]
LinuxでSPICEといえば、回路シミュレータだと思っていました。
PC SPICE
で検索すると
PSPCIEの頁にたどり着く。
Simulation Program with Integrated Circuit Emphasis
本号での特集のSPICEは
simple protocol for independent computing environment
で
Solid Independent computing environmentの1コンポーネントだったとのこと。
Qumranet社のVDI(virtual Desktop Infrastructure)だったものを
2008年にRedhatが買収後,2009年にオープンソースにしたものとのこと。
玄人志向 NAS 組み立てキット 玄箱シリーズ KURO-BOX/HG
パソコンを長く使っていると、必ずHDDを買い替えるハメになる。そして裸のHDDが余ることになる。USBドライブキットを使って外付けディスクにしてしまうのが一番手っ取り早いけれど、NASにしてしまえば簡易なファイルサーバーができあがる。KURO-BOXこと通称玄箱はLinuxが動作するので、頑張ればファイルサーバー以外にも様々なサーバー機能を持たせられ、簡易なテスト開発環境が、格安の値段で手に入る。
そんなことしなくても、パソコンの電源On/Offに依存しない共有ディスクとして全く問題なく使用できるだろう。
Linuxでなんでも復活させる本 (日経BPパソコンベストムック)
値段の割に非常に内容が濃い。Linuxを活用することで古いハードを現役に復帰させることができる。驚いたのはiPhoneにアンドロイドをインストールしてしまうこと。多国籍某超大手ソフト産業が顔を引き攣らしているだろう。
今からはじめるLinux (日経BPパソコンベストムック)
はずかしがらずにLinuxを使いはじめるのにちょうどよい本。
2つのOSがはいっているので選べる。
ソフトウェアを設計する人ならdebian系がお勧め。
カーネルのコンパイルなど、
apt-get
の威力はすごい。
サーバの保守などで、
ソフトウェアを設計しない人ならFedoraのような
rpm 系でもいいかも。
自分がどういう人になりたいのかでosを選ぶといいかも。
RHCE Red Hat Certified Engineer Linux Study Guide (Exam RH302) (Certification Press)
現在の試験は3.5時間に短縮されていますが、本書は以前の試験方法を想定して書かれています。現在の試験内容についてはRed Hatのサイトで確認する必要があります。著者自身が本文中で述べているようにまず出題されることはなさそうな点についても触れています。その意味で試験内容よりも広い範囲の内容がカバーされています。RHCTの問題については90%以上の得点ができるでしょう。RHCEの問題についてはいくつかの内容がそれほど詳しく扱われていないようですが、合格ラインには達することができると思われます。RHCEの参考書として2009年夏時点で本書ほど包括的に試験内容をカバーした参考書は見当たりません。米国でももっとも売れている参考書の一つです。
本書はRHEL (Red Hat Enterprise Linux)そのものの初学者向け学習書ではありません。試験準備のための参考書です。少なくともLinuxまたはUNIXに基づいたOSを多少は利用した経験があることを前提としています。管理に精通している必要はありません。本書の中でかなり詳しく述べられています。
この種の英語の参考書は国内のもの(翻訳書をのぞく)に比べるとぶ厚いことが多いので英文の多読に少し慣れていないとページ数を見るだけでうんざりするかもしれませんが、本書はわりあい平易な英語で書かれているので、試験準備をかねて英語の多読の練習に利用するのも一考かもしれません。
CD-ROMやDVDは添付されていません。本書の中でも紹介されていますが、Red Hat Enterprise ServerのDVDがなくても、CentOSのように無償で入手できるRed Hat相当のOSが利用できます。試験中はInternetを検索したり参考書を見ることはもちろんできませんが、インストールされるファイルの中に含まれている文書やマニュアルページは自由に見ることができます。試験準備の際は暗記するのではなく、必要な情報や参考になる情報がどこにあるのかを確認しながら学習されるとよいと思います。