同人はっけん伝 (チャンピオンREDコミックス)
帯に、「ゼロから始める同人活動」、「『全日本妹選手権!!』の作者が贈る」と書いてあります。
「ゼロから始める同人活動!」なんて要素は極僅かです。
同人活動のためのダミーサークル作成の部分に分量が多く割かれ、実際に同人誌作っている話なんてあって無きが如し。
だいたいタイトルも「発見」と「八犬」がかかっていますが、八人出てきません。
で、それが意図的なものなのか、やむを得ないものなのかも明確でないです。
『妹選手権』では各キャラを野球の打順に振り分けるほど、多数出てきたのに。
その数少ないキャラも少し魅力が乏しいかと。
いい所も探せばあります。
オタネタが『妹選手権』以降の作品を元ネタにしたものが多いので、ネタカブリはないと思います。
あと理系ネタが多いので、知識がある方は納得かも。
あと背景と、主要部分の強弱がしっかりしている。
『妹選手権』のような情報の濃密さはないけれど、読みやすいかなと思います。
もえちり!(1) (シリウスコミックス)
とりあえず、どの県出身でも「堂高、お前なぁ…」と思ってしまうのは必至です。
私は千葉出身なのですが単にボコられるだけのキャラになってました。笑
悪意と偏見に満ちた作風は相変わらず。ギャグもアクが強いのでダメな人はダメでしょう。
私は好きなわけですが、「まことに遺憾ながら好き」というべきか…
作者が確信犯だからその内突っこむ気が失せてくるというか…
ただ、堂高氏の漫画は近作であるほど面白くなってきているのは間違いないと思います。
都道府県というネタもあってか、「妹選」に比べると大分分かりやすい作りにはなっていますし、
心なしか、女の子もかわいくなっている気がするようなそうでないような。
あー、何かやっぱり好きですね、この作者。遺憾です。