十三人の刺客 通常版 [DVD]
構想など始めなかなかこれはと思わせる展開、しかしながら以前にみた、トムクルーズのラストサムライやブルース・ウィリスのティアーズ・オブ・ザ・サンなどにありがちな、延々とだらだら続く戦闘シーンはあまりにも長すぎる・・・。
映画の編集がかなり下手だと思う、これでもか!これでもか!とメリハリの無いシーンが続くだけで、後半は見ているだけで疲れてしまう・・・
作品の構成が悪いために、本当は星2つぐらいになりそうなのが残念です・・・しかしながら、松方弘樹の殺陣はさずが、こちらは一見の価値あり。
また、絶倫男のシーンは娘と一緒に映画を観た時に、おやじからすると、かなり気まずい雰囲気だった。家族一緒に見る大衆娯楽活動劇なら、あえて不要な展開で、親父がみても嬉しくもない、ただ後味が悪かったと、だけ言わせてもらいたい。
レオンの完全版を先に見せられたような感じで、作品の編集を上手くすれば星4つぐらいの評価は、ひょっとしていけたかもしれない。
不要な無駄なシーンが後半余りにも多すぎるのが難点。出来れば・・・・別のディレクターズカット版を一度作ってみた方がいいかも?
リピ回数 最大2回(※リピ回数は、自己繰り返し再生可能視聴回数)
平成イケメンライダー91
暴露本の類かと思ったが、全く違っていた。
各俳優たちのその時々の「思い」や活躍ぶりが「点」で表現された媒体は数多あるが、それを見事に過去から現在へと紡ぎ合わせ、「線」にした本。著者が実際にインタビューアーとして出会った俳優の印象がその真ん中をしっかりと支えている。
「あの時こんなことがあったのか」「こんな風に思っていたのか」と新しく知り、驚いた内容もたくさんあったが、決して俳優や関係会社を誹謗中傷・非難するような内容はなく、またどの俳優についても、最後に激励と期待の言葉が添えられている。
報道、レポート的というよりは著者のライダー俳優への愛のようなものが勝って感じられるのは、最後のひと言のせいだろう。ざっくりと、平成イケメンライダーについてのあらましを知りたい人には最適な一冊。
SMAP 中居正広 Photo&Episode 挑戦の軌跡 (RECO BOOKS)
TVで見る明るい中居くん。もう10年以上ファンをしていますから、中居くんの素顔は凄く努力家で仕事も一生懸命で、それを隠して明るく振る舞ってるのを知っています。しかし、これ程凄いなんて…!10年以上ファンをしていても底が知れないよ、中居くん!凄く魅力的で尊敬します!中居くんは司会とか絶賛されたりしますが、才能以上の努力をしてきたんだと改めて感じました。こんな人きっとアイドルで唯一の存在なんじゃと思う。中居くん好きな人は勿論、中居くんを知ってる方でTVの姿しか知らない人は読んでもらいたいです!中居くんのイメージを覆されます!非常に良い意味で!本人は知られたくないでしょうが。笑いで流しちゃう、そこが中居くんの魅力なんですよねvvでも、体だけは心配です(泣)元々、弱音吐くの嫌いだし、無理する人なのは知ってますが、この本読んだら尚更心配になってしまいました。 漫画しか殆ど読まない私が、あっという間に夢中で読み、涙が出ました…。
LIVE ウラスマ [DVD]
SMAPデビュー10周年の記念すべきライブツアーが収められているビデオです。やっぱり最初は見るのが辛かったけど、4人が一生懸命頑張っている姿と、ゴローちゃんへのコメントに感動しました。メンバーも言ってたけど、5人のコンサートで会える日を楽しみに待ってます☆みんなで待ちましょうね。
十三人の刺客<Blu-ray>通常版
今作『十三人の刺客』は元々、過去に製作された同名映画のリメイクの様です。
私は元々、その事実を知らずに居ましたし、単純にストーリーの内容に興味が有って映画館で鑑賞しましたので、今回は2010年版十三人の刺客に付いてのみのレビューとさせて頂きます。
過去作品との相違点などを知りたい方は、他の方のレビューや、過去作品のそれを参考になさって下さい。
まず、鑑賞してみて、大まかに思った事は『全体的に硬派な映画である事』『正統派、侍映画では無い事』と言った所です。
第一に硬派な映画であった事に付いては、様々な要素で、そう感じたのだと思う。まず主人公『島田新左衛門』を演じるのが役所広司、そのライバル『鬼頭半兵衛』を演じるのが市村正親等、主要登場人物にイケメン若手俳優を据えて居ないという事でしょう。
元々、この映画の時代背景が徳川幕府の末の時代、やるべき事を無くし武士として相応しい死に際を探していた新左衛門に、松平斉韶‐まつだいら なりつぐ‐(稲垣吾朗演じる暴君。ラスボス)の殺害命令が下された事により、初めて武士としての本懐を遂げる事になる。という所から始まります。
ただ単純に剣戟を交わす殺陣を見せたいだけならば、配役はどんな人間でも良かったのかも知れませんが、上記の様に生きていく中での意味を失いかけて居た年齢と言う事を鑑みて、若すぎず、されど老獪すぎずという中年層に落ち着いたのでしょう。
無論、新左衛門の元に集う仲間たちは、若い武士も多いのですが、その誰もが一様に『武士として』という志の元に集っており、金の為、富の為といったアウトロー役が居ない為にお笑い的なクッション要素は余りありません。
そして次に、それらを支える女性陣の姿がほぼ見られない事。これは、最近の歴史ドラマや時代劇では非常に珍しいと思う。昨今のドラマでは、今まで時代劇に於いてスポットの当たる事の少なかった女性視点と言うのは良く描かれる。そうする事で、人間味を足したり、女性客にも視聴しやすくするのが目的なのだろうけど、この作品ではそういった要素は悉く排除されている。
今まで、あまり男くさい作品や、硬派な作品を見た事のない女性達にとっては『カッコいい俳優目当て』だけで見るには辛い作りかもしれないです。しかし、その分の時間を武士の生きざまや心境を描く事に注力したお陰で、主人公側だけでなく、敵側の登場人物にも十分感情移入できるような設定になっていると言えるでしょう。
骨太な作品をお求めの方は、満足できるかと思います。
次の、正統派時代劇では無いのかな?と思った箇所に付いては、人によっては見解が分れるかもしれないけど、全体的にアクションシーンが大味であった為、そう感じたのかもしれません。
まず、時代設定が、徳川の世も末。といった感じの設定ですので仕方なし、という感も有りますが、正々堂々とした戦では無いのが一番の要因でしょうか。主人公たち刺客側は勿論『多勢に無勢』の戦いに挑む訳ですから手段等選んではいられず、稽古場面でも『どんな手を使っても敵を殺せ』といった表現が出てきます。こういった箇所だけならば『刺し違えてでも相手を倒す』事を目的とした流派、かの近藤勇の修めて居た『天然理心流』に通ずる所も有ります。
しかし、それだけではなく、廃村を要塞へと作り変えて様々なギミックを用意して居たり、走り廻らせた梯子を軽々と渡りながらの空中戦など。まさに『時代劇の決闘や戦』と言うよりは 『サムライ活劇のチャンバラ』といった表現が合うと思います。
これは、コテコテの時代劇が好きな人には、受け入れられない方も居るかもしれませんが、上記に記した様な、数の差を様々な手法を使って補い、たった13人だけで200を超える人数を追い詰めていくクライマックスの戦闘シーンは見ごたえが有ります。
全体的に見所としてはこんな感じでしょうか。少しひねった感じで作成された時代劇ですので、好き嫌いはハッキリと分れるかもしれません。しかし、豪華な俳優陣。それに伴う素晴らしい演技やアクション。それらについては間違いなく一見の価値ありです。
ただ一つ。『勧善懲悪』的なストーリーを希望している方は、しっかりと事前情報を集めて行くことをお勧めします。なぜかと言えば、味方にも敵方にも、しっかりとした思想や信念が有り,ただ単純に『平民を守る正義の武士と何も省みる事のない暴君』という関係ではなく。それぞれがそれぞれに、確たる『武士とは何たる物か』という考えを持って行動しているので、クライマックスで明確に『あー、すっきりした』という終わり方では無いかもしれません。
まぁ、敵方にもバックグラウンドが有る時代劇は、往々にしてその様になりがちなので、小難しい事を考えずに鑑賞したいのならば『必殺仕事人』でも見た方が無難でしょう。
これらの観点から総評として
・ストーリー自体は単純で頭を悩ませる事は無い。大河ドラマの様な複雑な人間関係を見るのが苦手な人でも安心して鑑賞できるでしょう。
・基本的には硬派で、浮いた感じはあまりしない作品。女性視点を意識してのやんわりとした映画をお望みなら、少し考えてからにしましょう。
・人間ドラマは作り込まれて居て、非常に見応えが有った。中にはちゃんとしたギャグ要因も居たので、まったく息抜きが無い訳でもない。ストーリー目当ての人は満足できる出来でしょう。
こんな感じです。私としては、敵の大将役である稲垣吾朗さんの、迫真の演技に一番驚きました。まさか涼やかな顔と声が、あそこまで『暴君領主』の役柄に嵌るとは思って居なかったので・・・・もはやアイドルとしての顔は伺う事は出来なかったほどです。冒頭で表情一つ変えずに人の首をグリグリと切り落とすシーンには怖気すら感じる程。
なかなかスポットの当たらない観点かもしれませんが、そういった細かい部分にも注目してみてはいかがでしょうか?