Shakin Brains (24bt)
リリース当時、伊藤政則氏のラジオで"Destruction Song"を聴き、
輸入盤屋に走りました。日比谷野音でライヴも見たけど、この
アルバムの印象が強すぎて「あれ?」って感じでした。
クラシックテイスト溢れるメロディ、ドラマ性、緩急のスピード、
日本人が大好きなハードロックの要素が満載。サウンドもチープ
だし、歌もうまくないけど、とにかくカッコイイです。
フランス革命を歌った"1789"のソロは今聴いてもゾクゾクします。
Yngwieが乗っ取らなければ北欧メタルの歴史も少しは変わったかな?
Very Best of Rainbow
再結成後は除く、リッチーブラックモアズ レインボーの究極のベスト版である。特徴は下記のとおり。
1 短所から。普通のベスト版は、一般リスナーだけでなくマニア向けに何か付加価値をつけて発売するものである(例えば未発表曲等)が、当作品には全くそういう類の曲が見当たらない。従って、マニアにとっては少々残念ではある。
2 しかし、リマスター版ということで音質は当然向上している。有り難い限りだ。
3 長所としては、レインボーのありとあらゆる作品の中から満遍なく網羅されているので、そういう意味では真のベスト版であると言える。もちろん、こういうベスト版では「この曲が入っていないのが納得いかない」などという意見もあるであろうが、まぁ、選曲についても良い方であると思う。
4 曲順もレインボーの歴史の順番通りになっているし、ビギナーのリスナーにも非常に把握しやすいと思う。彼らの代表曲の1568910等は一度は耳にしたことがある楽曲であるし、いつの時代でも彼のライブでは欠かすことのできない16や、大曲志向かつ様式美ハードロックの原型というかお手本とも言うべき4、美しいソロの7等、お薦めできる曲が満載である。
マニアの方は既にゲットしているであろうが、レインボーをはじめて聴きたいと考えているリスナーにも間違いなくお薦めできる作品であると断言できる。是非、ロックファンは一度聴いてみて欲しい。
On Stage
R.ブラックモアがD.パープルを脱退し、作った自らのバンド「レインボー」の2ndアルバム発表直後のライブツアーの模様を収めたアルバムです。
レインボーの2ndアルバムというと、リッチーの音楽趣味、そしてコージーの加入によりリッチーの求めるサウンド実現にかなった高度な演奏力により、ドラマチックなまさに様式美のかたまりといえる大作を発表していた頃です。
このライブでも、それを反映し、冒頭のクラシックのイントロから雰囲気は最高潮に達し、鬼神が乗り移ったようなインプロビゼーション溢れる演奏によって、まさに「ステージ」というにふさわしいドラマチックなプレーを聴くことができます。
HR/HMの様式美ファンには是非聴いて欲しいライブアルバムの傑作です。