MY HOME TOWN
小田和正さんのライブで演奏される曲の中で,ものすごい盛り上がりをみせる またたく星に願いを が収録されています。この曲を聴くとあの小田和正さんのすばらしいライブを思い出します。この曲は会場が一体になって盛り上がる本当にいい曲だと思います。そして マイ・ホーム・タウン はもちろん,素敵な曲が多く収録されているアルバムです。それに小田和正さんのすきとおる様な声は,聴いていて本当に心地いいです。
魔法遣いに大切なこと 太陽と風の坂道〈2〉Esperanca―エスペランサ (富士見ファンタジア文庫)
本作品を単なる恋愛+魔法モノではないとおもいます。主人公とクラスメートの高校3年という絶妙な期間を描いた青春ストーリーとして楽しめました。
この年代特有の歪みや悩み、そして成長をさわやかに(そして面白く誇張して)描いた良作と思います。青春ラブストーリーが好きだがドロドロな描画は苦手という方にお勧めです。
本書では、後半に相当する秋から冬(春の手前)までが描かれています。
舞台となる長崎、人物や関係がイキイキと描写され季節感のある文章が続きます。
主人公は一つ一つ自分の悩みや問題を解きほどいていきます。恋愛部分の表現はさらりとしていますが、自分達の未来を見つめる速さに合わせて進めていくあたりに説得力があります。
自分が抱えている闇を言い訳に恋愛へ逃避しないのです。
この物語で強調されている「成長」を遂げた主人公は、大切な人の苦しみと向き合います。魔法遣いに大切なこと、「心をこめて」遣えるために起こす行動から目を離せなくなりました。
最後の出会いは少しダメ押しでしたが、まさに主人公の背中を押すダメ押しになります。
慎重すぎるきらいがあった主人公には必要な後押しであり、今まさに巣立つ者への著者からエールのように感じました。
魔法遣いに大切なこと 太陽と風の坂道(4) (カドカワコミックスドラゴンJr)
この巻のラストでようやくこの漫画を読んできてよかったと思えることができました。
正直1巻から4巻のラスト付近までは、幼稚な子供のやり取りが続いているように思えて、いくら原作者が「中学生日記」の脚本家とはいえ、見ていられないな!と思っていたのですが・・・このラストのための壮大な伏線だったのですね。
次巻が楽しみです。
魔法遣いに大切なこと 太陽と風の坂道(1) Saudade――サウダーデ (富士見ファンタジア文庫)
本作品を単なる恋愛+魔法モノではないとおもいます。主人公とクラスメートの高校3年という絶妙な期間を描いた青春ストーリーとして楽しめました。
この年代特有の歪みや悩み、そして成長をさわやかに(そして面白く誇張して)描いた良作と思います。青春ラブストーリーが好きだがドロドロな描画は苦手という方にお勧めです。
本書では、前半に相当する春から夏までが描かれています。
舞台となる長崎、人物や関係がイキイキと描写され季節感のある文章が続きます。
主人公の悩みや問題はまだまだ解消されていませんが、高校を卒業した人には既視感を、
学生の方には共感を覚えるのではないでしょうか。
魔法というスパイスをどう効かせてくるかはまだ本書では見えてきませんが、取り上げているテーマは多岐にわたっています。正直全2冊でまとめ切るのが惜しい気持ちも起こる物語ですが、登場人物たちがどのように成長するのか楽しみになる作品です。