Dear...my love
D-SHADEのラストシングル。そして「Dear」からの再録。
Dearの時は男っぽく熱い感じでしたが、今回はちょっと違います。
荒い演奏がキレイな演奏に変わり、美しいのですが、
逆にDearの時のバンドサウンドと違い、なんかHIBIKIが目立ちすぎかな…?と感じます。
そしてC/Wのin the AIR。なかなかD-SHADEらしいサウンドですね。かっこいいです。
なんでたった6枚のシングルで解散したのか、謎ですね。。。
笑ゥせぇるすまん (5) (中公文庫―コミック版)
喪黒福造氏は、藤子不二雄A氏の生み出した最もアクの強いキャラクターでしょう。
藤子A氏は、ゲーテの「ファウスト」にインスパイアされたことを語っておられます。
ファウストの魂を永遠の若さと取引したメフィストフェレスですね。
この一言で、「笑ゥせぇるすまん」が腹にすとんと収まりました。
もう若くない主人公達が、最後と思って密かな欲望を喪黒氏に満たしてもらうのですが、それを最後にできないんですね。
ここが藤子A氏の深いところだと思います。
長年抑えていた欲望の扉が一度開くと元に戻せるかなぁ。
痛いところを突かれています。
笑ゥせぇるすまん (4) (中公文庫―コミック版)
この「笑ゥせぇるすまん」は、ココロのスキマを埋めると必ずエスケレートして墓穴を掘るという構成になっています。
同じ展開でショートショートのように次々と物語が語られます。
この作品の面白さは、様々なココロのスキマを見せてくれることです。
藤子不二雄A氏の人間観察が発揮されていると思われます。
殆どはサラリーマンで、特に中年を迎えたサラリーマンが主人公に抜擢される回数が多いでしょうか。
ローン、古女房、子供、仕事のプレッシャー、リストラといったものを背負って毎日同じ時間に起きて同じ電車に乗ってという生活を繰り返しています。
確かに、ココロにスキマが開きそうな階層ですね。
笑ゥせぇるすまん (1) (中公文庫―コミック版)
笑ゥせぇるすまんのこと喪黒福造に出会った者は初めは良いもの最後は最悪の結末を迎えてしまう。
読んでいて、喪黒福造も中々、えげつないことする奴だなあ、と思いながらも喪黒福造と出会った人間も最悪の結果を迎えるようなことをしており時より、自業自得だなとも思える。また、喪黒福造の言っていることは僕個人、厳しいながら当たっていると思う。笑ゥせぇるすまんは哲学的な作品です。