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ポートレイト・オブ・ジャコ
文句のつけようがないです。アレンジも、演奏も超一級。最初、ベースのハーモニクス奏法で爪弾かれる曲が印象的。しっかりしたピッキングで、流麗な演奏をきかせてくれます。テクニックが前面に出てくる演奏ではなく、曲を構成するために組み込まれていて、耳には自然に響いてきます。ギターと思われる演奏はすべてピッコロベースによるもの。このアルバムを聴くとすごく贅沢な気分になれること間違いありません。
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アズール
JTのCMで流れているのを初めて聴いて購入した時には地味なアルバムの印象を受けましたがファーストアルバムにしてRock/Jazz/Fusion/Classicを上手く昇華したアルバムであったことを今更ながら感じたアルバムです。派手さはありません。優しさが貫かれてます。
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マイ・ピープル
まあなんだな、ジョーザビヌルは芸術家=画家=シンセサイザーと言うパレットを使用して音を描く。このアルバムではウエザーアップデイトの連中やサリフケイタ、リチャードボナなんかが参加。
サウンドはとてつもなく強力。コルグペペなんぞを使用しててなかなかに面白い技を繰り出しています。現在の音楽シーンでここまで面白い音楽を作れるのはパットメセニーとジョーザビヌルだ。そんなことを考えてしまうザビヌルのコンセプトが具現化されたアルバム。リズム構築とシンセサイザーの音色選択がかなり厳密である部分とやはり卓越したインプロバイザーぶりが突出している。ボナの活躍もすごい。
10点中10点 やっぱこれじゃああトライバルテックがかすんでみえちゃうわな。