ポセイドン・アドベンチャー【字幕版】 [VHS]
小学生の時生まれて初めて映画館で見た洋画が「タワーリング・インフェルノ」だったのですが、その後にこの映画の存在をテレビで知り「ああもうちょっと早く映画館に行くことに目覚めてればよかった。大スクリーンで見たかった」と思ったものでした。
上下が逆さまになった豪華客船という設定がまずスゴい。
ビックリハウスのような頭がくらくらするような視覚的面白さ、そして「価値観がひっくり返った世の中」を表現しているようで、なにか哲学性まで感じ取れます。観念的な宗教観から逸脱した不良牧師の、野性的なまでにたくましい「生き抜こう」とする姿が印象的。それぞれのドラマを背おった老若男女の多様な人物設定も世の中の縮図を象徴しているようですしって、深読みしすぎでしょうか。
まあそんな難しいことは抜きに、CGでは味わえない、巨大セットの特殊撮影によるスペクタル映像に酔いしれたい方に、ぜひお薦めします。
ポセイドン・アドベンチャー (コレクターズ・エディション [DVD]
本作はパニック・ムービーの方程式を確立した偉大なる一作です。
そのため、型どおりに進行しているように見える面もありますが
そのせいで白けてしまうようなことはなく
十二分に感動を満喫することが出来ます。
これも演出・キャラクター造形に力があることの証ではないでしょうか?。
タワーリング・インフェルノ~グレイト・デザスター・ムービーズ
これはすごいです。
小学生だった私が見てもすごいと思った記憶がいまだに残っているこの映画。
画像を見てしまうと、どうしても古臭さが気になりますが音だけなら大丈夫。
勝手に頭の中で新しい映像に替えて、ひたれます。
ポセイドン 特別版 [DVD]
リメイク作の場合、必ず元の作品との比較がなされるのは仕方ないことで、本作も当然厳しい目に晒される宿命を負って作られた訳ですが、まず、冒頭のシーンを観た瞬間にやっぱり技術の進歩はすごいなと感心しました。最近発売されたパニックアクションものの元祖とも言われる名作のリマスターされた鮮明画像のDVDを観ると、船に当たる波とか煙突からたなびく煙、ローリング、ピッチングする様子からミニチュア丸出しのポセイドン号ではどうしても迫力不足になってしまいます。その点本作はCGとはいえ船の重量感はちゃんと出ていて、ここでは負けちゃうなと思いました。設定が現在ということで、出演者のキャラクターとかは全て改変されていますが、基本的には災害からの脱出というテーマは変わらず、したがって誰が途中で死ぬか、誰が生き残るかでハラハラドキドキできるか否かが鍵であり、本作は特殊映像・音響効果の進歩に支えられたお陰でその点はうまくクリアしているようです。人間ドラマ部分の厚みという点では前作の方が出演者の演技力・キャリアの差が圧倒的に勝っているので、本作はその辺はさらっとなぞる程度にしてもっぱらスペクタクルアクションに重きをおいています。資金面で苦労したせいで、エンディングの後尾船底からヘリでの脱出シーンの物足りない程の唐突さを感じた前作と比べて、本作では脱出後に海上の救命筏からヘリで救出されるなど締めくくりもきちんとしています。ひとつピンとこなかったのは大津波の原因がローグウエーブという聞き慣れない専門用語で括られていた点で、前作と同じく海底地震に起因する今や世界的に有名になったツナミになぜしなかったのかなと思いました。あまり期待せずに見に行ったせいで意外に面白かった本作、DVDが出たら買っちゃおうと思っています。
ポセイドン・アドベンチャー (THE POSEIDON ADVENTURE)
37年後とは1973年にキングレコード発売の45回転シングル盤レコード「ポセイドン・アドベンチャー(モーニング・アフター)」FM-1043以来という事です。当時はサントラLPがなく,このEP盤のみでした。今になってサントラ盤が発売になるとは,感慨深いというか,色々な事が思い出されます。