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スクリーン・ヒット・デラックス
画像表示はないが、「ティファニーで朝食を」のオードリーの写真がジャケットで、古きよき時代の名画のテーマが次々と繰り出される。弾きすぎといえばその通りで、装飾音の多さが鼻につくこともあるがとにかく音色がいいので時々思い出したように聴く。発売当時に入手して以来私のCD棚から出ていかない一品だ。
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昼下りの情事 (ニューマスター仕様) [DVD]
後に名コンビとなるI.A.L.ダイアモンドが共同脚本家として初めて参加したビリー・ワイルダー監督の作品です。お堅い真面目男のイメージが強いゲーリー・クーパーをプレイボーイに、かつてのパリの色男のイメージが強いフランス人俳優モーリス・シュバリエを素行調査専門の私立探偵にしたところはビリー・ワイルダー監督のお遊びですね。モノクロ画面のオードリー・ヘップバーンがとても美しいし、”Mr.Franagan”という発音が初々しかったです。
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La Vie En Rose~I Love Cinemas~
3枚目のカバー集に続く、通算5枚目のアルバム。偏愛的な選曲と共に、より濃厚になった独特な英語歌唱を堪能できます。歌い手本人の趣味が色濃く反映された作品群ながら前作よりもバラエティに富んだ編曲と伴奏アンサンブル(ドラム音も!)をバックに、より繊細に、より暖かく、より可愛らしく響く手嶌葵のボーカルが、歌声だけでまるで聞き手の体感温度を上げるかのごとく、響いて来ます。最後の”Angel” は彼女の代表曲”The Rose”に負けない、悲しいほど美しい響きを放っています。〜I love cinemas〜は今後も続けてシリーズ化されるのを強く希望します。
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オードリー・ヘプバーン 生誕80周年 『昼下りの情事』+『想い出のオードリー』スペシャルDVDボックス(2枚組)
G・クーパー & A・ヘプバーン & C・ボワイエ 共演、B・ワイルダー監督とくれば、おしゃれで無いはずがない『昼下りの情事』は半世紀を過ぎた今でも観る度に、クスリと笑わせたり、ドキドキとさせられたり、キューンと胸を締め付けられる一級品の映画だ。
今回は初めての日本語吹き替えも収録されており、字幕を追いかけるのが苦手な人にでも物語に集中し易くなっている点が嬉しい。
今回はその『昼下りの情事』に『思い出のオードリー』と言う彼女の生き様を家族や知人、それから生前の本人のインタビュー映像で構成されたDVDが付いてくる。彼女の生き様はピュアそのものだ。…これは涙なくしては観られない、壮絶でピュアなレディの記録である。