オープン・ユア・アイズ [DVD]
この映画を観て、何故こんなにも深く心に惹きつけられたのか。結果的にはSFサスペンスのジャンルに入るこの映画を、普通なら観て終わりの筈なのに。
主人公の絶対的なものは親の遺産ではなく、自分の美しい顔だった。それを振った女に無理心中を起こされ、その後二目と見れない顔に。人によっては絶対的なものは様々だが、それを失った時の気持ちを思うと、身を切られるような思いだ。しかも真に愛する女を知った時に。はじめに鏡に映った顔を見て自己満足するシーンと、事故後に酔いつぶれて路上に突っ伏すシーンの対比が残酷だ。このテーマは人間の本質に迫ると思う。故に深く心に突き刺さり、忘れられない映画に。
又映画自体のセンスもよく、その後のアザーズ等、これからの監督の活躍が楽しみだ。
オープン・ユア・アイズ [DVD]
トム・クルーズ主演でリメイクされた「バニラ・スカイ」のオリジナル。
映画の出来としては断然このオリジナルのほうが上。
事故によって自慢のハンサム・フェイスがボロボロになった主人公は現実と夢の境目が分からなくなっていくというお話。個人的にはマトリックスよりも楽しめた。今をときめくペネロペ・クルスも出演してキュートなヌードも披露しているがH度は「ハモンハモン」のほうが高い。
Open Your Eyes(限定)
このバンドは凄く面白いです。基本的にはポップパンクなのですが、
エモっぽいのもあったり、ハードコアもあります。
ポップパンクを知りたければ、是非これを聴いてください!
ずっと聴ける良作です!
アメナーバル・コレクターズBOX [DVD]
アメナーバルの長編4作品と初期の短編2本に特典映像を収めたボックスで、個別に購入するより2割以上の割引になっているから、お買い得ということができよう。作品自体については、個別に「海を飛ぶ夢」以外はかなり評価がかなり分かれている。私がこのボックスを購入したのは、衛星放送で「海を飛ぶ夢」を見て感激し、アメナーバルのほかの作品を見たいと思ったからであるが、実際にボックスに収められたほかの作品を見て、複雑な気持ちになった。個々の作品についてはそれぞれの「カスタマーレビュー」に書くので省略するが、「海・・」以外の作品はおおむねホラーあるいはサスペンスに類する作品で、今後再度見たくなるとは思えない。皆さんはこのボックスを買う前に、少なくとも「アザーズ」「オープン・・・」のレビューを読み、参考にされるとよい。「一瞬のたるみもない」という点ではすべての作品が共通しているが、後味は全く異なるであろう。
ボックスに含まれる特典ディスクのうち「海・・」のそれは監督自身がその作製を手がけたものであるが、それだけに出色のできばえであり、鑑賞を助けてくれる。単独のアルバムにもこの特典ディスクが含まれていることを祈りたい。
しかし、ボックスアルバムは2枚のディスクをずらして同じページに収納する構造で扱いにくく、デザイン偏重といわれても仕方がない。また作品/キャスト/スタッフについての情報がブックレットなどで分かり易く提供されていないのも不親切だ。
オープン・ユア・アイズ(紙ジャケット仕様)
黄金期の5人(ジョン・アンダーソン、クリス・スクワイア、スティーブ・ハウ、アラン・ホワイト、リック・ウエイクマン)によってレコーディングされる予定が、いつもの脱退が起きリック・ウエイクマンの代わりにキーボードをビリー・シャーウッドが加入し、制作された97年のアルバム。
ジャケットのデザインなどがシンプルになり、原点回帰を試みるという意味で「オープン・ユア・アイズ」というタイトルなのだろうと想像していたのだが、中身は盛り上がりのない作品になってしまったように思う。スティーブ・ハウのアコースティック・ギターで始まる曲やジョンのヴォーカルなど相変わらずの魅力は備えているが、これまでのイエスの実績からすれば全く物足りない内容。