TVアニメ「ぺとぺとさん」 オリジナルサウンドトラック
栗コーダーの(アニメの)サントラとしては久しぶりのCDですね。テレビ放映も音楽を楽しみながら見ていました。
公式ホームページのインタビューによると「リコーダー、控えめ」「曲、長め」とのことでしたが、確かにその通りです。「あずまんが大王」の時は曲が短めで細切れの印象でしたが、今回はたっぷり曲として楽しめますね。それにリコーダーが引っ込んでいても、おなじみの栗原節は炸裂しています!
TR14は演歌! イントロにギターがポロポロポロリンと入ってくるのには大爆笑。リコーダーが尺八のように聴こえる不思議。ぺと子ちゃんが熱唱している姿が見えてくるようです(笑)。TR18は沖縄風…って、これは主題歌の変奏ですか! ふむふむなるほど…。こぬりちゃんはかわいいし、サンバに時代劇風に、おや、シンセですか珍しい。エレキギターも熱唱してますね。聴けば聴くほど新しい発見があって楽しめますなあ。
Vol.2にはもっと楽しい隠し球があるに違いない!と期待しています。
かえってきた、ぺとぺとさん(1) フーコの空 (ファミ通文庫)
アニメ化も決まり、「かえってきた」ぺとぺとさん。
とは言いつつも、タイトルが「かえってきた」でなければ、「さよなら」の後日談か、
外伝かと思うような、ほのぼのとした「今そこにある日常」がメイン。
この良い意味で「緩い」雰囲気こそがぺとぺとさんワールドというべきでしょうか。
話のメインはシンゴ達の鮎川町の方で、どちらかというと脇役に焦点が当たっている感じ。
ずんべらぼうの守口兄と妹と、世話好きの小田嶋の株が大幅にアップといったところ。
……と、外伝テイストかと思いきや、さもありなん。
最後の1ページでやられました。。。
見事にひっくり返されました。まさか最後にあんな引きを持ってくるとは。
続きが、続きが……むあー(シンゴのマネ)。
知ラナイナイ空
いさ子さん、おひさしぶりのメジャー(?)なお仕事で喜ばしい限りです。
先日のライブでも、例の団扇をあおぎながら、歌って下さいましたが、
OPテーマは、青い日々が懐かしいオトナには、ちょいと気恥ずかしいものの、かわいい歌です。
また、EDテーマは、さねよしさんらしさがそこいらに満ち溢れた、心温まる素敵な歌です。
アニメをご覧になる方かそうでないかにかかわらず、たくさんの方に聴いて頂きたいものです。
さよなら、ぺとぺとさん (ファミ通文庫)
夏、そして夏の終り
祭、そして祭の終り
恋、そして別れ
今、その季節の只中の君に
かつて、その季節を過した貴方に
そして、その季節は訪れなかったような気がする僕に
この本は手渡されるのを待っています
ぺとぺとさん 第7巻 [DVD]
このシリーズ、ぺと子の関西弁と屈託の無い性格の魅力が、全編を貫きます。
そして、多様な属性の種族と、普通の人間とが、大きな軋轢もなく共存している平和性が、非常に良いです。
実社会には、排除の論理が、大きな壁になる場合もあります。
それが、徐々にではあるものの、特に、若い世代程、壁は小さくなりつつあります。
こんな事を、連想させられました。
シリーズ全体は、「共存」という点では、非常に未来志向です。
作品全体が、一定のメッセージを発しているかの様です。
それぞれのキャラクターは、意表を突かれる、個性に溢れています。
そして、何より、大変美しいラストシーン。
美しい映像と、のどかな雰囲気。
浸れます。