羊たちの沈黙 (新潮文庫)
映画を見るまえに原作を読みました。クラリスの心理描写には、彼女の生い立ちや職場(訓練生ですが)での立場などが細かく反映されていて、秀逸です。『ヴェイルをかぶるとこんな気分になるのだろうか?』、『ママからの贈物』、『上院議員が自分の中に何かみすぼらしいものを見て取り』などなど。
レクター博士に関しては・・・私のような者が語るのはおこがましいです。
映画を見て残念だったのは、ラスペイルの車の調査で疲れきってずぶぬれのクラリスに、レクター博士が清潔なタオルをくれたときと、のどに押し込まれたガのさなぎのことをレクター博士が予見したとき、クラリスは明らかに動揺し、また博士に対する畏敬の念を強めていった重要な場面であるのに、そのことが描かれていなかったこと。
さらに、母乳を与えるという行為を被害者の母親に思い出させたときの場面が、レクター博士には決してありえない、低俗なものに変えられてしまったことは、脚本家、監督の解釈を疑ってしまいました。
とにかく原作を読んでください。
Winners ~アカデミー賞で聴くクラシック (最優秀作品賞)
普段クラシックを聴くことの少ない人も、あの映画の音楽なら知っているとか聴いたことがあるということ多いと思います。タイトルと作者を知らずとも映画のシーンをイメージし聴くには充分楽しめるでしょう。楽曲の全てが収録されているというより、サビの部分だけ22曲入っているのでお得感があります。クラシック好きの方には物足りないでしょうが、クラシック入門者にはお薦めです。
羊たちの沈黙 [Blu-ray]
“ブルーレイ 2枚でさらに20%OFFキャンペーン”ということで購入しました。
シャープのAQUOS LC-46RX1WとBD-HD22の組み合わせで視聴しましたが、DVD版に比べるとやはり画質は向上しているし見た感じ特に不満はありませんでした。
ハンニバル [DVD]
なかなか迫力のある映像。
今回はレクターが主役なので、
クラリスはほとんど活躍しないのだが、
レクターの登場シーンすべてが独特の迫力があり、
威圧するような恐怖感を出すのがうまい。
前半はちょっとあっさりしてたり、
登場人物の説明が少なくて理解しにくかったりするが、
中盤からメキメキとすごくなってくる。
特にラストのシーンはよく映像化したなー、という画があり
プリプリした感触がおおーっ、という感じ。
レクターのクラリスに対する想いが非常に深く感じられる映画。
観るなら前作を見て、
レクターがクラリスに惚れ込んだ様子を知っておくべきだろう。
FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記 (ハヤカワ文庫NF)
私は7歳になる男の子の母親です。子供には今、必要なことは何か?
愛情・友情・信頼・父親の役割・母親の役割、子供の孤独と性犯罪の因果関係
この本を読んで、今の親子関係や育児のありかたを一度見直してみるきっかけが出来ました。