ドロンボー伝説’08(DVD付)
21世紀版となって帰ってきたドロンボー一味。
・天才ドロンボー'08
・ドロンボーのシラーケッ'08
・ドクロベエさまに捧げる歌'08
・ドロンボーの嘆き唄'08
・さんあく30年-君を離さない チュッ☆
どの歌も名曲です。
『タイムボカン名曲の夕べ』も持っていますが、全く遜色なしの出来に大満足。
曲調は基本的には一緒ですが、多少アレンジが入って格好良くなっています。
今聴いてもどの曲もいいですね。
特に【さんあく30年-君を離さない チュッ☆】は【さんあく18年-君を離さない チュッ☆(OVAのED曲)】を知っているとより心にしみます。
そしてより楽しめるのではないでしょうか。
また、【天才ドロンボー'08 Video Clip】ですが、非常にクオリティが高いです。
元々の週一アニメの方もクオリティが高いのですが、Video Clipは更にその上を行きます。
これには非常に驚かされました。
しかも書き下ろしのアニメーションの演出の格好いいことと言ったら!
是非とも観ていただきたいです。
正直なところ、一曲の為だけにここまでやったタツノコプロのプロ根性に感涙を禁じ得ません。
値段的にはちょっと高いと思うかも知れませんが、歌もVideo Clipも高品質ですので買っても損はしないと思います。
昔の子供は言うまでもなく、今の子供にも楽しめる内容になっています。
その意味から言うと、子供にプレゼントするのもいいかも知れませんね。
親子で楽しめると思いますよ。
ただ難を言うと【ドクロベエさまに捧げる歌】は元々、山本正之氏が歌っていたのですが、'08版ではドロンジョ様が歌っています。
それ自体は新鮮でよかったのですが、山本氏の歌も入っていたらなぁ…と昔の子供的にはちょっとだけ我が儘になってしまうかも知れません。
ですが、とにかくお勧めの一枚(二枚?)です。
君のその手を離さない (講談社X文庫 ホワイトハート)
クールで美形。プライドが高く人見知り。
そんな珠希が左遷された田舎の研究所で出会ったのは、年下の妙に人懐っこい律。
干渉されるのが嫌いなはずなのに、妙に距離を詰めるのが上手い律に
いつのまにか慣れてしまい、すんなりと心を許してしまう。
けれど律には珠希の知らない姿があって…?
序盤で律が明らかに珠希を狙ってるなぁ、というのは読者にはわかるのに
肝心の珠希はちっとも気づきません。
一方の律も距離は縮めつつ、しかし強引ではないので好感が持てます。
後半、律の正体(っていうほどのものでもない)を知り
ショックを受け、プライドを傷つけられ、律を拒否してしまう珠希は
臆病でズルイけれど、そういうキモチわかるなぁ、とも思う。
このことがきっかけで距離を置き、それによって自分の想いに気がつく、というのも
ありがちなのかもしれないけれど、自然体で見ていて無理がない。
(まぁ律の正体には若干の無理があると言えなくもないが)
珠希はたぶん、自分で思っているよりもずっと可愛い男で、
そんな珠希が、律は可愛くて可愛くて仕方がないようです。
珠希は律のことを自分より大人だと思っているけど、律もかなりの子供ではないかと。
けれど普段は頼りがいがあって、時々情けない男、というのは非常に魅力的でした。
珠希も律も、どちらも可愛い男で、イラストも併せて楽しめました。