直撃地獄拳 大逆転 [DVD]
1作目を超かっこいい空手映画と思って観にいったのが運のつき。当時中学生だった僕はこのバカさ加減を受け入れられるほど大人じゃなかったです。2作目も懲りずにいきました。当時がっかりしたのを覚えてます。ビデオの時代が来ると僕も20代なかば、やっとこの面白さに気ずきました。それでもやっぱり僕は殺人拳のほうが好きです。ウルフガイ燃えろ狼男DVD化希望。
PANTA & HAL BOX
私は、パンタックス・マラッカ・TKO・ファイティングと単品で購入しました。
DVD発売間際まで収録曲目が確定していなかったようで、あちらこちらでの曲目記載が微妙に違っていました。
ちなみに実際は
1.イントロダクション
2.マーラーズパーラー80
3.ルイーズ
4.つれなのふりや
5.屋根の上の猫
6.インタビュー
でした。
ここでの記載も違います。それともBOXと単体では違うのかな?
ピンクヒップガール 桃尻娘 [DVD]
この作品は、ポルノだけど、なかなか面白かったです。H抜きでも、大丈夫な感じです。りなちゃん(竹田かおり)より、ゆうこ(亜湖)ちゃんのHシーンの方が多かったかな。
これくしょんシリーズ ジュディ・オング・しんぐるこれくしょん Columbia Years 1966~1972
ジュディ・オングのデビュー曲「星と恋したい」から1972年までのコロンビアから発売した全シングルコレクション。デビュー曲では、若さあふれる素晴らしいファルセットを聴かせる。「バラの花嫁さん」では中国語が所々に入り、日本語との絶妙なバランスでエキゾチックな楽曲と見事マッチした摩訶不思議さで面白い。
1960年代後半ということでGS歌謡路線の曲も多いが、一貫して彼女の歌は一つ一つの言葉がハッキリと聴き取れて、とても聴きやすいしおまけに抜群の歌唱力ときているので文句なし。彼女の若さが前面に出ているが、それにしてもどの作品も素晴らしい。欲を言えば、是非ともオリジナルアルバムの復刻を出来るだけ早い時期に実現してもらいたいものである。珠玉のシングルコレクションに乾杯! ジャケットも最高。
構造と力―記号論を超えて
「わかりやすい」と表題した。しかし、現代思想である。マニュアル本としてはわかりやすい。けれど、扱う思想は難解なものばかりであるから、それだけに簡単な内容というわけにはいかない。ラカン、ガタリ・デリダのわかりにくさに比べたら本書は簡素であるという程度である。
文体としては硬い表現もみられるものの、詩のような感覚を覚える文体で、はっきりと要点が掴める美文である。
その後「ヘルメスの音楽」という本も読んだが、そのセンス、文体の詩的感覚はやはり抜群であった。著者がどこかで書いていたが、一年で原書を含めて数百冊位読めるらしい。するとこういう詩人みたいな感覚で文が祝詞のように出てくるのかもしれない。
複雑系が専門の数理経済専攻の当時26歳の京都大学の院生が、当時のあらゆる思想を接合して、経済学的な近視眼に陥らずに社会学にも手を広げ一冊にまとめた本である。若い秀才の著者だけに特異な生気のある本である。著者はマルクスは天才と言っていたが、マルクスを語らない。しかし、語らないながらも経済学から社会学に手を染めるマルクスに通暁ような本かもしれない。
また、この世代は新人類である。思想のフロンティアが文学でも理系でも芸術系でも消滅しつつあった、そういうポストモダン的状況にいる。ゆえにイノベーションのための前時代の思想の総括という感じがする。
結局、パソコンのない時代の著書であるから、今のようなパソコンでの消費活動が見通せているわけではない。にもかかわらず、いわゆる「地下茎」のように「ネットワークと高速道路」が張り巡らされ大量高速消費活動により人間の秩序意識も変化してきたこの現代の社会構造を、とりあえず本書は原始時代から現代までの「欲望と消費の歴史的な発展史の結果」として成立していることを納得させる内容ではある。
記号論としての丸山圭三郎の『文化のフェティシズム』は筋としては同じような内容だったと思うが、ほんのちょっぴり本書は超えているのかもしれない。