ヴァレリー
乙女音楽研究所というレーベルは、乙女音楽とはいいつつも、実際はとても骨のアーティストをプッシュしてくるレーベルだな。
第一弾アーティストだったフレネシにもそれは感じたのだが、この第二弾のブルー・マーブルを聴いてさらに確信した。
ポップスの魔法が確かにこの四十数分のアルバムには宿っているのだ。
膨大な音楽の情報を基にしながらもひたすらポップという一点に焦点を絞って、あくまで軽やかに仕上げた作品と言える。
聴き心地はスイートでも、ここに詰め込まれた音楽のテクニックやアイデアは、非常に深いものがあり、そこいらの似非オシャレポップスとは
次元が違うと言ってしまっても過言ではないだろう。
聴けば聴くほど、また聴きたくなるし、新たな発見があるという意味では、プリファブ・スプラウトやハイラマズが絶好調だった時と比べても
遜色がないほどに素晴らしい。
ヴォーカルでフィーチャーされているオオノマサエさんは、CMソングなどで活躍されている方らしいが、どことなく歌声が、かの香織の似ている。
決してかわいい声というわけではないが、ヴァレリーの「不思議の国のアリス」のような幻想的世界観を生み出すのには、間違いなくハマっている。
現時点で、誰もレビュー書いてないけど、これ聴いたら確実に絶賛したくなると出来だと思うんだが…
テクノマジック歌謡曲
ものすごいボリュームで出た
「YMOメンバーによらないテクノ風歌謡曲ベスト」である。
1曲100円以下のコストで出たこのベストだが、
入っている曲もすごい。
しかし、ひとつずつ聞いてみると、
歌謡曲テイストに味付けされた
テクノって、なかなかおもしろい。
どういうテイストを目標として作られたが、
非常にわかりやすいというのと、
やはりYMOの偉大さが、後をひくというあたりで、
作家の気持ちが通じる部分はある。
ただ、一部「テクノなのか?」という曲もあり、
ちょっと選曲に強引さとムラがある。
なので、今回は★3つ・・・。
「ひらけ!ポンキッキ」スーパーヒット大全集
このアルバムは、「およげ!たいやきくん」を筆頭とした懐かしのポンキッキ子供向け音楽のCDとして楽しめるだけではありません。
あの高見沢俊彦で有名なアルフィーが歌う「ごあいさつのうた」をはじめ、伝説のフォークシンガー なぎらけんいち、トワ・エ・モアの白鳥英美子、女優の大竹しのぶ、弁護士ケントギルバート、などなど。
錚々たるメンバーが歌う名曲や迷曲が満載された、隠れた名作アルバムなのです。
子供たちにも、普通の大人たちにも、マニアな大人にも!
とても楽しめるCDです。
Light Mellow和モノ669―Including city pops,J-AOR,Japanese mellow groove and more… (MYCOMムック)
私の好きなアーティストが掲載されていたので…(このニックネームでもうバレバレ…ですよね~)
しかし、この本を手にしてわかったことがあります。
それは自分の興味のある音楽の系統とそのグループが過去どんな活動をしていたか、だからこのアーティストが気になってたんだ!など…とページをめくるたびに再確認。
思わぬところで自分自身のことがわかってしまった、参考書のような本。
音楽の深い事柄には詳しくないので…私のレビューは参考にならないかもしれませんが…そんな私のような日本の音楽を愛するビギナーにもよろしいのでは?!