春よこい [DVD]
特に子役の演技は素晴らしいし、話も決して悪くないんだけど演出が微妙でした。
ベタというか、古いというか…。
最近の映画ばかり見てる人にはくすぐったい感じかも。
監督のセンスが古いとかじゃなくて、あえてそういう演出をとったとは思うんですが僕には合いませんでした。
客観的に見れば作品自体のクオリティは低くはないと思いますが、上記の様に演出の好みが大きく分かれると思うので★3つです。
私立探偵 濱マイク 4 行定勲監督「サクラサクヒ」 [DVD]
このDVDも綺麗な映像が魅力的でしたが、やはり「春よ来い」が後ろで流れるテレビ版が忘れられません。どうにかしてテレビ版を見る方法はないでしょうか?レビューという趣旨からズレている点は非常に申し訳ないのですが、どうかお願いします。
Neue Musik
「守ってあげたい」「青春のリグレット」「ノーサイド」「DESTINY」・・・今聴くと本当に懐かしい曲目です。
特に70年代中頃から80年代、ユーミンは日本のポップスシーンを常にリードしてきました。メロディメーカーとしての資質、女性の微妙な心理を言葉巧みに生き生きと描いた歌詞は本当に素晴らしいものがあると思います。彼女のいいところは決して暗くならず、ジメジメとしないところ。この点が私はとても好きな理由の一つなのです。こうして彼女はシンガーであると同時に、他に追随を許さないほど、本当に素晴らしいソングライターでもあるわけです。
さて、このアルバムは松任谷由実名義で出された曲をターゲットにベスト編集されたものです。
ここに収められた曲は上記の曲を含め30曲、漏れてしまった曲にも名曲は数知れずあると思いますが(個人的には「まぶしい草野球」や「入江の午後3時」「夕闇をひとり」はぜひ入れてほしかった)、アルバムや年代的なバランス上、概ね代表曲と呼ばれるに相応しい名曲が選曲されていると思います。彼女の曲になじみの薄い、特に若い人たちにぜひ聴いていただきたいものです。
なお、このアルバムと対をなすのが荒井由実時代のベスト「Super Best Of Yumi Arai」なので、ぜひこちらも聴いてみてはいかがでしょうか。十代の彼女の瑞々しい感覚が輝いていますよ。
SEASONS COLOURS-春夏撰曲集-
季節で括れるのは、時代に合わせた作風が多いからであって、
"恋愛のカリスマ"ユーミンだからこその企画。
メジャーな曲あれば、失礼ですが全く知らなかった曲もあり、
オリジナルのように気張ったコンセプトもなく、肩肘張らずに聴けるのは良いです。
自分で寄せ集めると音のバラつきもどうしても解消されませんからね。
コアなユーザーからはこのアルバムには否定的なご意見多いようですが、
ライトユーザーはまずこのような形から入っていくのが普通であって、
多少ほかのアイテムと曲がカブるだのあの曲が入っていないだの・・・あまり関係ないかな。
かえってメジャー曲がある事で購買意欲が更に増すってもんです。
メーカーの思うツボ・・・と言えばそれまでかも知れませんが。
思いのたけをブチまけるだけでなく、当方のようなライトユーザーの購買意欲の沸く
レビューがたまには見てみたいものです。
図書室の海 (新潮文庫)
今までに出た作品のサイドストーリーが含まれるの陸ファンにはたまらない短編集。
「睡蓮」は「三月は深き紅の淵を」、「図書室の海」は「六番目の小夜子」を読了してからが良し。
二作以外でも「イサオ・オリヴァンを探して」や「オデュッセイア」はファンタジックで素敵だし、
「茶色の小壜」や「国境の南」も最後の最後でドキっとくるホラーだ。
一冊の本の中の10の宝石のような気がしてならない。