Selected Ambient Works Volume II [2CD] (WARPCD21)
Aphex twinのこのアルバムは、10年以上前に聞いたときは音楽経験が不足していて分からなかった。でも、最近このアルバムの音がふとよみがえってきて聞いてみた。
このアルバムは、クラシック音楽に匹敵する。
マーラーやブルックナーの管弦楽に比肩する。
弦楽奏のように打ち震える生命。
今では隠遁生活に入った作曲家の最高傑作。
このアルバムを最後まで何度も聞くことになるとは。
Shobaleader One : d’Demonstrator [解説・ボーナストラック付き国内盤] (BRC266)
バンドの演奏は非常に抑制が利いていて、
しっとりした印象を受ける曲もいくつかあります。
私はこの人の、ロマンチックで甘ったるい一面に陶酔してますので、
このアルバムも十分アリです。
DIRECTORS LABEL クリス・カニンガム BEST SELECTION [DVD]
いまでも、あの衝撃は忘れない、
映像関連の仕事をしている友人が、
まだリリースされていないプレス用の一本のビデオを持ってきた。
それはスクエアプッシャー「Come On My Selector」だった。
あのすさまじい彼のリズムがなんと完璧に映像に
シンクロしているではないか、
日本を舞台にした初のスクエアプッシャーのプロモビデオは
たちまちロンドンで話題になり、
一般的にも大きく脚光を浴びクリスカニンガムは
時のヒトとなったのである。
彼の際立つ特徴は、ハリウッドで使い古されたSFXとは別物の
contemporary moving image artとどこかで表現されていたが、
William Gibson が "father of Cyberpunk"ならば
Chris Cunningham は 21世紀の"Son of Cyberpunk"
と表現できるかもしれない。